国内山行記録    熊谷トレッキング同人

子持山

期 日:2001年12月9日(日)
参加者:  A班 CL安藤 SL青木 軽石、中野、豊島、安井、南雲、浅見、須藤裕、大山     B班 CL宮田 SL石川 八木、川辺、吉田、栗原、大嶋、逸見、森川、馬場
コースタイム:子持神社奥ノ院9:50〜獅子岩10:25〜山頂11:25/12:25〜 十二〜登山口13:40

<記:中野>  朝起きてみると車に5cm程の雪が積もっている。天気予報通りに寒波が来たようだ。予定を変更して子持山へ向けて、8:00に土樽山荘を出発する。  子持神社奥の院の近くの駐車場に到着すると、風花が舞っていた。A隊・B隊に分かれて出発すると、すぐに屏風岩が左にそそり立っている。急な樹林帯を一気に登ると尾根に出て獅子岩がすぐそこに見える。A氏がさっそく寄ってみたいと言うが、帰路に寄ると言われ諦める。(帰路は別ルートであった。)

 風花が相変わらず舞っている中を登ると、岩場が出てきて歩きにくい。岩場を過ぎると道が平坦になりすぐに山頂である。山頂には子持ち神社の十二神が祀られてあり、古くから子授け、安産の守護神として信仰を集めている。寒波のため風がかなり強く、谷川岳方面は雪雲がかかっていて展望は全くだめであった。  1時間ほど食事などで休憩した後、帰路に就く。浅間山へ続く尾根の途中から林道終点にめがけて一気に降り、駐車場に戻る。

<記:川辺>  湯沢は雪、群馬県側では雪にしては軽そうな、風花に近いような雪片が、私たちが山にいる間中舞っていた。歩行開始すると太陽ものぞきはじめ、手入れの行き届いた樹齢20年ほどの杉林の中に光り輝きながら雪片が落ちてくる。枯れ葉を踏みしめながら、B班はゆっくりと進む。登山道の近くに、待たすこし離れたところに屹立した岩山があり見上げた。過ぎの樹林帯を抜けると、頂上まで紅葉した木々となった。木の種類はわからないが、コナラ、ホウノキなど、小さい木はツツジなどが多いように見えた。この辺では天空がよく見える。また下方の町並み・集落が彼方に見えた。雪片が輝きながら舞い上がるという感じでもあった。山頂ではA班が作ったコーヒーを戴いた。風が冷たく強かったので、体にしみるように美味しかった。A班若手の皆様ありがとう!!

 途中急登があり、頂上近くでは、岩が大きく足・手をどう置いたらよいか考えさせられるところもあり、登山したという感じが十分味わえる山行であった。

<記:逸見>  初めて総会に出席し、タ食後、金子さんのビデオを見せていただき、世界は広いとつくづく思った。新聞やテレビで毎日流される暗いニュースを見るにつけ、親しい人々と集まり、好きな山を歩ける喜びをいまさらに幸せだと思う。

 翌日、雪の為変更になった子持山にA班、B班と二班に別れて登る。小雪がちらつく中、枯葉を踏みしめつつのんびり歩いて行く。頬にあたる風が冷たく心地いい。山頂では土樽山荘特製のお弁当を食べ、熱々のコーヒーをいただく。滑ったり、転びそうになったりしながら急坂を下山した。

<記:大山>  総会ハイキングの当日朝、新潟県土樽は雪。細かな雪がサラサラと降っている。予定の下権現堂山雪見ハイキングは、雪見どころか雪の中のハイキングになってしまうので予定変更。群馬県の「子持山」になった。「子持山」は一ヶ月前に「水沢山」に登ったときに目の前に良く望めて、いつかあの山に登ってみたいと同行者と話をしたばかりの山。  登山口に着くとチラチラと風花が舞っていて気温は低くとても寒い。
 
 二班に分かれて登山開始。だんだんと斜面が急になり、手を使ったりして登っていく。ペースが速く、息も上がってくる。着込んだ服が暑くて汗びっしょりになる。いつも多めに服を着込んでしまうのは、なぜか直せない。急斜面が一息ついたところで休憩。眼下に利根川がくねくねと光ってきれいである。獅子岩への分岐を「帰りに行けたら」と素通りして進み、葉のすっかり落ちた樹林帯の中を登り、岩が出てきてよじ登ったりして前の人にやっとの事でついていくと、頂上に出た。

 強風で汗も冷えて頂上はとにかく寒い。お昼を食べ皆で写真を撮り下山。十二までは滑りそうになりながら(一回転んだ)下り、獅子岩を眺める。足元が歩きやすくなると回りの風景もよく目に入り、面白い岩もあるのに気がつく。子持山は「火山」だったらしい。赤城の湯「ふれあいの家」で超満員の温泉につかり帰途につく。