国内山行記録    熊谷トレッキング同人

残雪の鳳凰三山

期 日:2002年5月2日(木)〜4日(土)
参加者:CL浅古 SL吉田 山崎、並木、白根、滝沢、逸見、駒崎、大山、軽石
行 程:  5/2 熊谷市役所(20:10)=夜叉神の森登山口(0:20)<テント泊>
 5/3 夜叉神の森登山口発(6:00)→夜叉神峠(7:25/7:45)→杖立峠(9:37/9:47)→苺平(11:50/12:15)→南御室小屋(12:55/13:13)→薬師岳小屋着(15:10)
 5/4 <地蔵P>小屋発(4:00)→観音岳(4:38/4:50)→アカヌケ沢の頭(5:50)→地蔵岳基部 →アカヌケ沢の頭(6:30)→観音岳(7:35)→薬師岳小屋(8:00/8:20)→南御室小屋(9:10/9:30)→苺平(10:02/10:07)→杖立峠(11:00/11:08)→夜叉神峠(11:50、下山Pに合流) <下山P>薬師岳往復後小屋発(6:23)→南御室小屋(7:25/7:45)→苺平(8:20/8:30)→杖立峠(10:03/10:15)→夜叉神峠(11:10/12:15)→夜叉神森登山口着(12:52)=芦安村営温泉=熊谷着(18:40)         (コースタイム記 並木、軽石)

 鳳凰三山へは、昨年のTさんの山行報告を聞いて以来、行ってみたいなと思っていました。2800m級は夏山しか経験のなかった私にとって、この季節の鳳凰は憧れでした。雪はどのくらい残っているか?寒さは?装備は?と頭をめぐらせました。「山行前に体力をつけなくては」と直前に張り切りすぎたため、めずらしく体調を崩してしまいました。 装備を必要最小限度に抑えて山に挑みました。  2日の20時に熊谷市役所を出発。一部、渋滞に巻き込まれつつ、夜叉神峠登山口着いたのは深夜0時過ぎでした。それからテントを張り就寝。  翌朝、テントを撤収し、準備体操をしてから出発。テントで眠れなかったですが、先頭を行くYさんの歩調が良かったので、「これは行ける」といった感触を得ました。天候にも恵まれ、夜叉神峠では、真っ青な空をバックに、白く化粧した白峰三山を見て感激しました。順調に歩みを進め、途中、富士山をとてもきれいに見ることができ、疲れることなく薬師岳小屋に到着しました。ザックを小屋に置き、カメラだけを持って薬師岳へ登りました。天気は快晴、山頂は360度のパノラマで、またまた感激です。  小屋に戻り、明日の予定について話し合う。今日の行動時間が長かったため、体力を消耗している。下山時刻のことも考えると、全員が地蔵岳まで行くことは不可能との結論を出す。A隊、B隊に分け、A隊は早出して地蔵往復後B隊と合流する。B隊は三山のうち、薬師岳のピークを踏み、下山することとした。私自身は地蔵岳まで行ってみたい気持ちが強く、また、Yさんが「行ける時に行っておいたほうがいいよ」と言ってくださったので、A隊に入りました。夕食の後、明日に備えて早々と布団に入る。  4時出発。前日も眠れなかったのですが、体調は変わりなさそうだったので、気合あるのみと歩き始めました。B隊と合流する時間を気にしながら、Hさんに引っ張られるように早いピッチで歩きました。地蔵岳のオベリスク直下まで行くことができ、大満足でした。あとは、ひたすらB隊に追いつくことだけを考えて歩きました。夜叉神峠でみんなに会った時は、マラソンのゴールのようでほっとしました。ひさびさの良いピッチ。いつもこのペースで歩いたら、体力がつくだろうなと思いました。Hさんの登りの強さには驚きました。峠で合流した後は、全員揃って下山。  芦安村の温泉で汗を洗い流して帰途につきました。天候に恵まれ、皆さんに助けられ、成し遂げることができ、思い出に残る大満足の山行でした。 (駒崎、浅古記)