小春日和のクロカンハイキング 日光戦場ヶ原

山域山名:奥日光・戦場ヶ原(栃木県)

期  日:2003年2月8(土)
参 加 者:CL安藤 新井、栗原、駒崎、駒崎息子 <計5名>
行動記録:熊谷7:00=羽生IC7:45=日光出口9:00=戦場ヶ原9:30(広場でレクチャー30分ほど)
 三本松10:30→泉門池12:15〜13:30→三本松15:10→戦場ヶ原15:30=竜頭の滝見学
 =中禅寺湖でお茶=熊谷19:00

 2月とは思えないとても暖かな一日、日光戦場ヶ原をクロスカントリースキーでお散歩してきました。
 連休初日のため東北道はやや混雑、事故を横目で見ながらそれでも2時間ちょっとで日光へ。今日は穏やかな天気なので吹雪いて迷うこともないので戦場ヶ原を散歩することにし、三本松駐車場の売店で安藤以外4名のスキーをレンタル、1セット(板靴ストック)2000円。ちなみにスノーシューもあり1日1000円(靴無し)でした。
 初めに三本松の広場で簡単な歩き方のレクチャー。新井先生は経験あり、駒崎親子もゲレンデスキーはできる。ほとんど初心者の栗原さんも、とてもバランスがよく歩く分には問題なし。続いて下り坂をみなに滑ってもらう。運動靴のような、しかも踵の上がるシューズに、エッジのない細い板ではほんのちょっとの下り坂でも大変なのだがそこが楽しい。早歩きぐらいの速さで転んでも雪の上なら怪我はしないし、今日のコースはほとんど平らなので、とりあえず転び方だけさらっとおさらいして早速お出かけしよう。
 目的地は日光クロカンではランチ場所の定番、戦場ヶ原北西端にある泉門池(イズミヤドイケ、と読むらしい)。ほぼ夏の遊歩道沿いにコースがある。以前は踏み跡のない真っ白な戦場ヶ原を突っ切っていた。雪原の上を自由に歩けるクロカン(やスノーシュー)だからこその醍醐味だったが、2年程前から環境保全が厳しくなり、現在は原則遊歩道沿い(木道が埋もれているであろう雪の上)を行かなければならない。でもまあ自然のためだからね、良しとしましょう。
 三本松から北上し、光徳への車道を渡って逆川にかかる国道の橋をくぐって西側へ。橋の下は冬場は水はないけれどちょっと下りで凍ってて滑りやすく、栗原さんも駒崎さんもちょっと苦労。この先、ここ数年鹿の食害が問題となり、戦場ヶ原から湯元へ至る森には鹿よけネットが張り巡らされている。遠回り気味に遊歩道の上を進み潅木帯を抜け、吹雪くと迷う雪原の吹きっさらしを越えて湯川沿いの谷に出る。ここはちょっと上り下りがあり、遊歩道も階段があり狭いので板を脱いで歩いてもらう。しっかり踏み固められているのでつぼ足でも歩けるが、一歩それるとほら膝まで埋まっちゃうよ。橋を渡って対岸の丘に上がれば、最後の(ほんのちょっとの!)下りです。先は平らだから、曲がろうなんて思わずにまっすぐ、止まるまで最後までがんばって。でも止まる寸前、大丈夫だあって気を抜いて転ぶんです。でも全然痛くないしほら楽しい。もう泉門池は目の前です。先客が大勢お茶を沸かしています。私たちもお昼にしましょう。
 今日は本当に暖かい、日差しは春のよう、頬にあたる風が心地よいぐらい。これだけ暖かければ、上越の山は雪が重いだろう、雪崩もちょっと、雨ヶ立山はどうだろうか、なんて心配は全くせず、池の鴨を眺めつつ、スープパスタやトン汁を作って(安藤はひとりビールを飲んで)、コーヒー紅茶を淹れて、ゆっくりランチを取りました。
 元気な先客たちは小田代ヶ原へ向かっています。ぐるっと戦場ヶ原を一周して帰るようです。歩くのに慣れてくれば、小田代ヶ原へ向かうほか、湯滝へ行ってくるのも森の中に変化があって面白いです。私たちは初心者もいるし、今日は予定通り来た道を帰りました。駐車場に戻りスキーを返却してお土産買って、仁志君が風邪気味だったので温泉は無しにして、半分凍っている竜頭の滝をちょっと見て、中善寺湖畔の栗原さん旧知の「ペンションフレンドリー」へ立ち寄って、おいしいコーヒーと「男体山カレー」という秘密のカレー(びっくり!おいしい!寄ってみて!)を戴いて7時に熊谷に帰ってきました。
                                  (安藤記)