国内山行記録    熊谷トレッキング同人

愛鷹山 石割山
並木 利夫



山域 富士山南麓の越前岳と山中湖北の石割山
期日 2005年1月22日(土)〜23日(日)
参加者 CL軽石 SL新井 八木 並木
行動記録 1/22 熊谷市役所6:00 = 富士吉田8:00=愛鷹神社入口9:05−愛鷹山荘9:05−鋸岳展望台11:00−愛鷹山(越前岳)1:25−愛鷹神社入口3:30=民宿富岳苑4:30
1/23 宿8:20=石割神社駐車場9:15−避難小屋9:40−石割神社10:25−石割山11:10−平野分岐11:15−駐車場12:30 =石割の湯=熊谷5:00

1日目 予定時間を約30分遅れて6時に市役所を出発。満天の星空で、風もなく空気は冷えきっている。東松山ICから関越道に入り、鶴ヶ島JCTから圏央道で入間ICを出たところで八木さんと合流し、参加者4名が揃った。R16で八王子ICへ、談合坂SAで休憩の後、富士吉田を経て須坂ICを出たのが8時20分頃で、愛鷹山登山口へ8時45分に着いた。国道49号線沿いの登山口バス停から林道が愛鷹神社まで通じていて入口に広い駐車場があり、20cmぐらい積雪があってバリバリに凍っていた。身支度の後9時5分に出発、雪が凍り付いて滑りやすい針葉樹林の中を40分ぐらい登り、愛鷹山荘(冬季閉鎖)に着いた。積雪の量も多くなってきたので、ここでアイゼンを付けた。ここのすぐ上が富士見峠で右が黒岳で左の越前岳への尾根道を辿る。積雪はさらに多くなって踏み後が膝ぐらいで狭く、まことに歩きずらい。一時間ぐらいで鋸岳展望地に着き小休止をとる。この尾根は雑木に覆われていて、葉の無い今の時期は富士山がよく望めるが、それ以外は富士の展望が限られるという。鋸岳のギザギザした稜線が見渡せるが、今、崩落が激しく通行止めになっているとのことである。
 この先、程なく富士見台という樹木のない富士山の全貌が望めるところに出て富士をバックに記念写真を撮った。登りもだんだん急になり、ハシゴを2カ所通過し、なだらかになってきたところで頂上に出た。
 すでに多くの登山者がいて賑わっていたが、入れ替わるように40人ぐらいの団体が下って行ったので静かになった。1時に頂上に着き、登りに4時間かかったことになる。展望がよく北に富士山が真近に、西に裾野の先に真っ白な鳳凰あたりから北岳に続いて南アルプスの山々が輝いて見えた。その手前、眼下には富士市から沼津の市街地や清水港と日本平、鈍く輝く駿河湾と西伊豆の海岸線などが望めた。
 お茶を沸かし、ひと休みの後1時25分に往路を下山し2時間程で駐車場へ降りた。3時半に出て宿に向かう。国道を出る手前でバスが道を塞いでいて、頂上出先に下っていった団体が乗り込んでいるところだった。一日中晴天に恵まれ、日没のダイヤモンド富士がどこかで見えるのではないかと話題にしながら民宿へ向かった。4時半ごろ忍野八海の民宿、富岳苑に着いた。すぐお風呂を進められ入る。麦飯石を使った人工の温泉で民宿にしては大きな24時間風呂である。この時期はお客は少ないらしく今日は我々だけである。夏は大学生達の合宿で賑わうとのことである。

2日目 天気は曇りで午後の降水確率は70%の予報である。冬は8時から朝食ということであるが早めてもらって7時半から食べられた。8時20分に石割山登山へ出発した。花の都公園付近に車を置いて、南面の神社側から登って、ここへ降りてくるという考えだったが、どこにも車を置くところが無く結局神社の駐車場まで行って、ここから登って降りてくるコースをとることにした。8時50分に駐車場に着き、支度の後9時15分に登り始める。所沢からきたという10人ぐらいのパーティーが先に出ていった。登り口に赤い鳥居があり、石段が延々と続き、途中の東屋で休み、さらに石段と山道を下から1時間ほど登ったところで石割神社に着いた。ここからさらに深くなった雪道の登りがあり、30分ぐらいで石割山の頂上に出た。広いなだらかな頂上は展望がよく山中湖の先に富士山が大きく望めたが天気が悪く裾野から上は雲に隠れて見えなかった。西の方から雪雲が迫ってくる様子だった。休む間もなく下山は平尾山への尾根へ下ることにして、南西の延びるコースをとった。頂上直下は急であったが後はなだらかな尾根道で、途中平野へ下る分岐に出て、駐車場へと下った。踏み跡がしっかり付いていて、迷うことなく順調に下り、12時30分に駐車場に着いた。東屋でお茶にし、ひと休みした。八木さんがここまでずっと背負ってきたお汁粉を温めて戴いた。下山始めて降り出した雪がもう本降りにんったいて、1時間ぐらい休んだ。1時半に出て、近くの「石割の湯」で汗を流し、2時30分に帰路に就く。入間で八木さんと別れ、熊谷へ5時に着き解散した。