国内山行記録    熊谷トレッキング同人

後立山の盟主 鹿島槍ケ岳へ



熊谷トレッキング同人(埼玉労山加盟)
1.山域山名:北アルプス鹿島槍が岳(長野県大町市、富山県立山町、宇奈月町)
2. 期日 2005年10月5日(水)〜7日(金)2泊3日
3.参加者 CL並木、SL川辺、新井
4.行動記録 
 10/5(水) 熊谷(6:15)=花園1C(6:40)=横川SA(7:20) =嬢捨SA(8:30) =豊科IC(9:05)−扇沢出会(10:00-10:20)−休(11:11))−昼食休憩(11:40-12:00)) −休1870m(12:30)−休2000m(1:00) −休2110m(1:30) −石ベンチ−休2195m(2:10) −休(2:40) −休(3:00) −種池山荘(3:30)泊。
 10/6(木) 種池山荘(6:20)−爺ケ岳.中峰(7:40)−冷乗越(8:40)−冷池山荘(9:00-9:30)−休(10:00)休(10:40)昼食休憩(1!:00-11:30)−布引山(11:50)−休(12:20)−鹿島槍ケ岳(!:00-1:30)−休(2:00-2:20)−冷池山荘(3:30)泊。
 10/7(金) 冷池山荘(6:20)−休(7:18)−休(7:40)−爺ケ岳.南峰(8:30)−種池山荘(9:00-9:30)−休(H:00)−ケルン(11:25)−扇沢出会(12:30-12:52) =薬師の湯(11:08-2:1O) =美麻村、麻の館(2:30-3:20) =熊谷(6:40)解散。 (記録並木)

1日目
 熊谷出発時は雨、途中霧はあり雨が強く降ったときもあったが、長野県にはいると道路は乾いており曇り空である。
 柏原新道は爺が岳の南尾根山腹につくられたよく整備された登りやすい登山道である。石を固定するための鉄筋が何本も目に付く、木材を歩きやすくするために入れてあるところもある。手入れが行き届いていると感心しながら歩いて行くと、4人で直径50cm程の倒木を切っているのに出会った、それを登山道の整備にあてる。3日目帰路でも石を移動して整備している人に出会った。「種池山荘」の記名いりザックがそばに置いてあった。
 コメツガの深い樹林帯をすぎると、傾斜が緩くなり、明るくなった気がしてきた。頭上のダケカンバの黄色・登山道の左右にあるナナカマドの赤などのために明るさを感じたのかもしれない。ガスが時々切れて、針ノ木岳の頂上近くが何回も見ることができた。雨に降られることなく、第1日目の種池山荘に到着した。

2日目 快晴
 雲海がひろがり、山荘前から蓮華岳や針ノ木岳が間近に、遙か彼方に槍ケ岳、北岳、富士山、八ヶ岳が眺められた。裏手には鹿島槍ヶ岳が間近に眺められる最高の日和となった。
 ハイマツ帯の稜線を登り爺が岳中央峰に到着。同行二人の説明「槍、穂高連峰、南アルプス、富士山・・」をききながら見入っていた。冷池山荘に一部荷物を置き鹿島槍が岳へ向かった。ゆっくりペースで山の紅葉を眺め、足元の草モミジをながめ、四囲の山々を眺めながら歩いた。布引岳の近くは黒部側はなだらかで、麓にかけて紅葉が美しい、一方大町側は鋭く切れいる感じ。鹿島槍が岳南峰に到着すると平坦な広い山頂に我々3人だけであった。「シーズンにはここに何十人といた」ときいて、「貸し切りのようだ」と話しながら剣岳などの眺望を楽しんだ。

3日目 快晴
 前日の道を通りながら、写真を撮らなかったところで写真をとり、紅葉に見入ったりしながら、爺が岳南峰へ。そこで女性5人と男性1人のグループと合う。「爺だけで、爺が岳ですか」と元気な女性。種池山荘前で小休止をとっていると、自衛官7人程が登って見えた、少しまお置いて同数程がのぼってきた、訊くと「訓練」だという。先輩らしき人が見える山々と種池を説明しサンショウオがいることも説明していた。(川辺記)