国内山行記録    熊谷トレッキング同人

両神山 ゆっくりと時間をかけて
山域:奥秩父 四阿屋山・両神山
期日:2005年5月8日(日)~9日(月)
参加者:CL 川辺 SL吉田 高野 山崎 八木 高橋(計6名)
行動記録:
8日 熊谷7:05=両神国民宿舎駐車場(9:10/9:30)→両神両神神社奥社(9:55/10:00)→四阿屋山頂(11:35/12:20)→駐車場(1:55)→丸神の滝(2:40/2:55)→駐車場(3:20)→民宿両神山荘(4:30)
9日 民宿(5:55)→会所(6:30)→白藤の滝(8:00)→弘法之井戸(8:30)→清滝小屋(8:45/9:00)→産泰尾根(9:20)→両神神社(10:10)→両神山頂(11:00/11:50)→七滝沢分岐(1:10)→民宿(4:10)→熊谷(6:30)

5月8日
 熊谷では天気予報通り晴れ、なぜか秩父にはいると曇天。明日登る予定の両神も頂上は見えず。今日は四阿屋山に登って足慣らし。緑が何とも美しい。ヤマツツジが咲き、オトコヨウゾメがかわいい。白い小花をつけている。足下にはチゴユリがまだ盛り、ギンランも数本咲いていた。鳥居山コースを登り、薬師堂コースを下る。全員快調。
 下山して、まだ時間があったので、丸神の滝まで車で移動する。「日本の滝100選」の中に選ばれたのは、埼玉県では唯一この滝だけとのこと。3段からなっていて、全長70mとのこと。よく見えている最下段の落差は50mで、水量は多くないので迫力不足の感もあるが、岩肌を縫って糸のように流れて美しい。ウツギ、コンロンソウが彩りを添えていた。
 日向大谷の登山口にある民宿両神山荘に投宿。夕食はイワタケ・ウドなどの山の幸がいっぱいのごちそうでした。

5月9日
 今日も曇り。檜林を過ぎるとすぐ緑の美しい快適な道となる。足もとにはラショウモンカズラ、ヒイラギソウの紫が目にも鮮やかに咲く。沢で休憩しているとミソサザイが対岸を移動しながら、しきりに囀る。白藤の滝入口にはニリンソウの大群落。かなり高度も稼いだし、しばし休む。弘法之井戸では水の補給をし、清滝小屋で大休止。シャクナゲが咲いていた。産泰尾根への急登では花色の濃いエイザンスミレが目にとまる。尾根に出ると道は岩山らしくなってくる。やがて両神神社に到着。両神神社には阿吽(あうん)の狛犬ならぬヤマイヌが座している。
 両神神社を過ぎると待望のアカヤシオが現れる。頂上付近はアカヤシオが咲き乱れ見事! 展望も楽しみにしていたのに、残念ながらかすんで見えず。頂上は狭く、平日とはいえ花の盛りなので人が多く、記念写真だけ撮って少し下がって昼食を摂る。花に囲まれ、テーブルについての昼食、至福のひと時でした。
 下りは足もとに気をつけながら慎重に下る。清滝小屋手前から七滝沢へ下る。こちらのコースは他パーティと全く会わず静かな山が楽しめました。養老の滝、霧降の滝は緑の美しい中、澄んだ沢に近づいたり、高見からのぞいたりしつつ下る。特にチドリノキの明るい緑のはが美しい。急降したり、落ち葉で足もとが見えなかったりで思いの外時間がかかってしまいました。
 今回は、花も緑も堪能できた山行でした。(計時:吉田 記録:高橋)