結成10周年記念企画記録    熊谷トレッキング同人

白砂山

山域山名:上越国境・白砂山(群馬県)《熊谷から見える山》
報 告 者:宮田(単独)
期  日:2007年7月29(日)

行動記録:野反湖(5:40)→地蔵峠(6:00)→水場(6:50/6:55)→堂岩山(7:15)→
 白砂山(8:05/8:30)→水場(9:35/9:40)→野反湖(10:45)

 逆川沢登りのあとお盆過ぎまで山行予定がなかったので、体力維持とまだ登ったことがない熊谷から見える山・白砂山に行ってきました。

 深夜3時過ぎ北本発、真夜中のドライブで野反湖へ。さすがに標高1500mの高原は涼しい。空は曇天、午後からは激しい雷雨があると気象庁が警告していた。早く登ってしまおう。

 ハンノキ沢まで一旦下り、地蔵峠へ登り返す。ここから巡視道が秋山郷まで続いているが、新潟中越地震で途中が通行不可との表示があった。背の高い樹林帯の展望のない登りが続く。水場で小休止し堂岩山へ。越後側から上州側にガスが流れ、目指す白砂山はまだ見えない。ここから細かいアップダウンの連続。登山道を隠すような濡れた熊笹と水たまりで、ズボンと登山靴はもうびっしょりになり、とても不快である。2042mピークあたりからガスが晴れて、写真で見慣れている白砂山本峰が姿を現す。なかなか立派な様相、さすがは200名山に数えられる名山の風格だ。でも、さらにもう一度コルまでの下りが待っていた。このコル付近にはお花畑が拡がっていた。キスゲ、クルマユリ、アザミ、ほかに白い花など。最後の急登を登ると山頂へ。ここから先は薮漕ぎマニアしか入らない稜線が彼方に続いている。真夏のため遠望は効かないが、上越国境の奥深さを感じられる山頂だ。長大な白砂川を俯瞰するが、沢登りはきっと上級の域の本格的なものに違いない。

 虫がうるさいのでさっそく下山へ。途中で次々とハイカーとすれ違う。行きと同じ水場で小休止して野反湖へ。麓の温泉に入っていると、もうにわか雨が降り出した。