国内山行記録    熊谷トレッキング同人

鳴神山花ハイク
山域山名:群馬県桐生市・鳴神山
期  日:2008年4月29日(火・祝日)日帰り
参 加 者:CL新井 SL軽石、高野、八木、堀、吉田、逸見(計7名)

行動記録:
 熊谷市役所(7:30)=登山口着(8:55/9:10)→峠(椚田)(10:35)→
 鳴神山山頂(11:15/昼食/12:02)→大滝登山口着(14:15)=熊谷市役所(16:35)

 道路の傍らに駐車し、身仕度を整え登山道に入る。道は狭く、そこに4,5台のローラー等が置かれ道路工事をしていた。その脇を注意しながら通り抜けた。杉木立から漏れる陽光にみとれながら進むと、瞬間、落雷かと紛らう程の地響きがした。振り返ると大きな丸太が落下してきた。なにごともなくほっとして歩き出す。

 沢を飛び石づたいに渡る。山道にはミズ、コンロンソウ、ルイヨウボタン、タチツボスミレ、エイザンスミレ、トウゴクサバノオ(シロガネソウに似ている)、フタバアオイ、ナンブトラノオに似た素朴な花等がところどころに群れをなし、また、足元には樹幹に着生する小型のランで1センチに満たない黄色い花をつけ落ちていた、そのカヤランを探しながら歩いたためか疲れを知らずにカッコウソウの人口増殖地に着いた。

 花が2,3ヶ所咲き始めている。盛りが来れば可憐な花が咲き競い、さぞかし見事であろう。ちょっと残念だ。杉林も限界となり、カエデ類、ブナ類、ミツバツツジ等、天然林と思われる植生がところどころに見られるようになる。峠には石祠が祀られアカヤシオの花が見られる。頂上近くには花の盛りが過ぎたが辺り一面赤紫に染めて見ごたえのある景観だ。

 頂上は広く、360度のパノラマの世界。小さな石祠が四基鎮座している。信仰の山と云われる所以か、大勢の登山者で賑わっている。片隅で湯を沸かし、昼食を取る。

 帰途は鳴神岳神社の鳥居のあるもう一ヶ所の増殖地を見ることにした。ここはまだ花の姿は見られない。もと着た急峻な道を登り返すかと思案したが、そのまま下山することにした。ゴロゴロとした大きな石の道を進むと清流が流れ落ちている滝に出会う。大滝である。途中、あとに続く三人がなかなか降りて来ないが、健脚の人達だ、心配することもないだろうと思い、ゆっくりと歩行を進めた。山道はゴロゴロしている。キランソウ、二輪草、山吹草、エンレイソウ、旬の過ぎたカタクリ等が自生していた。又、途中杉林となり、カラヤンが見られるようになる。先ほどの三人が「楽しかった、楽しかった。」と繰り返しながら戻ってきた。全員無事で鳴神山登山口に到着した。        (堀記)