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爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳


山域  北アルプス 爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳(長野県)
山行形態  夏季テント泊 往復登山
日程  2009年8月7日(金)〜8日(土)
参 加 者  石川(単独)

行動記録 
  7日(金) 長瀞3:30 =((関越道)=7:20扇沢・・・(柏原新道)・・・10:20種池山荘
   ・・・11:20爺ヶ岳・・・12:20冷池山荘幕営地(泊)
  8日(土)幕営地4:50・・・6:15鹿島槍ヶ岳・・・7:30/8:10冷池山荘・・・爺ヶ岳・・・
   11:20種池山荘・・・13:40扇沢 = 16:40長瀞

8月7日
 自宅を出るときは雨模様で、関越道に入ってしばらく行くと下仁田・佐久間が大雨のため通行止めとなっていたため、その間は一般道を走りました。約30分のロスです。

 扇沢の柏原新道登山口の駐車スペースはすでにいっぱいで、500m程戻った道路脇に車を駐めました。この時点では曇りで、登山口には山岳警備隊の出張所が設けられており、登山届けを出して登りはじめます。例年よりだいぶ遅れた梅雨明け後の週末とあって、登山者がたくさんいました。整備が行き届いた登山道をゆっくりと登っていきます。種池山荘までのほぼ中間点付近の「水平道」と名付けられた所あたりから、雨粒が落ち始めました。次第に本降りになり、雨具とザックカバーを付けることになりました。
種池山荘近くの御花畑
 種池山荘に到着する頃には土砂降りとなり、小屋の中は休憩する人でいっぱいでした。小屋の建物にはほとんど軒が無く,外で雨宿りすることもままならないため、爺ヶ岳・冷池山荘目指してすぐに出ました。山荘を出てすぐ、稜線上の登山道脇は一面の御花畑になっています。

 晴れていれば、快適な稜線漫歩となったであろう道をひたすら進み、爺ヶ岳南峰、中峰(本峰)2670mを経て、冷池山荘に着きました。




 雨は小降りになっており、何とかテントも張ることができそうだと判断しました。小屋で受付を済ませ、小屋から8分ほど鹿島槍側に登ったテント場まで行き、テントを設営し、潜り込みました。午後1時頃から、雷を伴った風雨が激しくなりました。猛烈な雨にたたかれ、強風にあおられます。それにつれてテント内部の気温が下り、寒くなったため、ありったけのものを着込んで、最後は寝袋に入って雨雲の通り過ぎるのを待ちました。5時半頃ようやく雨が上がり、雲が一時晴れて、今日来た種池からの稜線や爺ヶ岳、明日行く予定の布引岳・鹿島槍ヶ岳、西側には立山連峰が姿を現しました。
雨上がりのテント場











 



8月8日雷鳥の親子
 3時45分起床。テントはそのままにして、霧雨の中、4時50分に鹿島槍ヶ岳を目指して出発しました。全く展望のきかない稜線を布引岳へ、そして鹿島槍ヶ岳(2889m)へと向かいました。この日一番の登頂だと思ったら、2番目でした。先着の方はガスが晴れるのを待っている様子でしたが、当分期待できない感じで、山頂標識の写真を撮りそそくさと下山しました。途中で雷鳥の親子に会いました。








 テント場に戻り、コーヒーをいれ、少しゆっくりしてから、撤収しました。途中、爺ヶ岳南峰で、種池山荘へ向かう降り口を間違え、20分ほどロスしました。正しい降り口はほんの10m右側にありました。その時、視界は50〜100m、南峰山頂には人が2人、山頂の標識が示す種池山荘の方向へまっすぐ進んで、結果的には地形図の南尾根方向へ行ってしまいました。踏み跡もできていたので入り込んでしまいました。

 種池山荘前には大勢の登山者であふれていました。簡単な昼食をとり、昨日通った柏原新道を下って扇沢まで下山して、今夏2度目の北アルプス山行を終えました。