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秋の日光女峰山から大真名子山縦走

アルバム

山域山名:日光女峰山、大真名子山(栃木県)
期  日:2010年10月23日(土)
参 加 者:CL木村 SL宮田 駒崎、島野和、相澤(計5名)

行動記録:
熊谷市役所(4:00)→志津乗越(7:15)→馬立(8:07)→唐沢小屋(9:35)→
女峰山(10:10)→帝釈山(11:02)→富士見峠(12:10)→子真名子山(12:50)→
大真名子山(14:10)→志津乗越(15:40)

<天候:快晴>

 熊谷市役所に4時に集合。宮田さんの車プラドに荷物を積み込み、真っ暗闇の中を出発する。清滝インター近くでうっすらと夜が明け、沈みかけていた清々しい大きな満月はいつのまにか消えていた。中禅寺湖を通過する頃は明るくなり、もみじ・ダケカンバの葉が赤、黄とポツリ・ポツリ染まっていた。紅葉の最盛期はまだ先のようだ。戦場ガ原の駐車場で一服、かなりの冷え込みであった。志津乗越に予定どおり7時に到着する。駐車場はすでに満車であり、道路沿いの奥まった場所に車を止める。

 身支度を済ませ、7時15分に出発する。スタートはなだらかな下り坂で笹に囲まれた山道を歩く。足慣らしには調度よかった。馬立までは展望が開け、穏やかな天候の中、周辺の連なる山々を眺めながら歩く。馬立まではなだらかな下り坂であったが、厚着のせいかかなり汗ばんできたので上衣を脱ぐ。ここからも林道を更に降りていく。下り坂が終了したところに沢らしき跡、荒沢出会いにぶつかる。大きな石がゴロゴロと横たわり、この岩間を渡り抜ける。

 ここからは登りが続く、水場を経て、唐沢小屋に辿りつく。この無人小屋の中を覗いて見る。小屋からはガレ場の登りを落石させないよう注意をして歩く。ウラジロの林を登り詰めると女峰山の頂上は直ぐ目の前であった。頂上の手前に祠が祀ってあり、無事下山できるよう祈願する。

 女峰山の頂上は他のパーティに占領されていた。頂上からの展望は360度開かれ、空は澄み切り、富士山、八ヶ岳、、穂高・槍ガ岳等を遠望でき、下界に目を落とすと雲海が垂れこめ、眺望は大変素晴らしかった。頂上の標識を囲み、記念撮影、「ハイ チーズ」。充分に休憩をとり、帝釈山に向かう。頂上からはすぐにヤセ尾根の岩場が続き、足運びに注意しながら降りる。やがて帝釈山に着いた。この頂上も展望に恵まれ、周囲の山々を眺めながら昼食をとる。腹ごしらえを済ませ、小真名子山に向かう。

 帝釈山から富士見峠までは樹林の中をひたすら降りる。「まだ降りるのか」思いながら歩き続けると富士見峠にやっと着く。ここから小真名子山までガレ場の中を急登が続く。落石させないよう気おつけながらしばらく登り詰めると、息遣いが荒くなる。足も疲れはじめ、踏ん張りきかなくなり、ときどき足を滑らせる。宮田さんに足の向きと足の運び方のアドバイスをいただく。息遣いを整えようと歩くが、息遣いは変わらず荒い。喘ぎながらどうにかこうにか小真名子山に辿り着く。頂上では息遣いを整え、水分・補助食を補給する。

 さあ、あとひと踏ん張りである。大真名子山へスタート。降りて登る同じパターンである。鷹の巣までは樹林の中を足早に降りる。鷹の巣からは登りの急坂となる。疲れも出てきたらしく足が少し重い。一歩、一歩ひたすら登る。ただ足場はガレ場と違い普通の山道であり、息遣いは荒くなるものの、前ほどではない。黙々登っているうちに大真名子山に着く。頂上には衣冠束帯の大きな銅像があった。こんな大きな銅像はどう運んだのだろうか?この銅像を仲間に入れ記念写真をパチリ。

 これからは下山のみである。休憩時、膝の屈伸、足腰のストレッチを何度か繰り返す。準備体操はOK。志津乗越に向かって出発する。樹林の中を下りに、下る。踏ん張るため、腿やつま先が痛んでくるが、これが最後の行程かと思うと、がんばりが効く。足早に降り続ける。ひたすら降り続けると滑らかな林道になり周囲が明るくなったかなと思っていたら志津乗越に到着する。計画より1時間早い下山である。車が止めてある場所に向かい、バック等を詰め込、日光湯元へ車を走らせる。ここの温泉で登山で疲れた体を癒す。白色の硫黄臭い温泉に浸ると体の芯まで温まる感じ、「極楽・極楽」。

 帰路は日光周辺の混雑が予測され、金精道路を経由し、関越道の沼田インターチェンジ入る。差ほど混雑はなかった。ここからは熊谷市役所まで一気に走り抜け、無事到着する。夕食時間を含め、3時間30分であり、夕食時間を除くと往路に掛った時間とほぼ同じ3時間。帰路はかなり時間が掛ると思ったが、順調な帰路であった。宮田さんの道路の熟知には感服する。

 宮田さん行き、帰りの運転大変お疲れ様でした。同行していただいた木村さん、駒崎さん、島野さんお疲れ様でした。天気に恵まれ、登山コースも私にとって、手応えがあり、楽しい一日を過ごすことができました。皆様と一緒に登山できましたこと感謝いたします。ありがとうございました。次回の11月14日(日)予定の荒船山登山を楽しみにしております。 (相澤記)