熊谷トレッキング同人 国内山行記録
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裏越後3山‐仮名とする


山域山名:上越、越後3山
日付期日:2010年10月17日(日)
参 加 者:新井久夫、他2名

行動記録:
しゃくなげ湖オートキャンプ場(4:40)=銀山平759m(6:00〜20)→
前山1090.6m(6:50)→前クラ1536m(8:15)→荒沢岳1968.2m(9:09〜20)→
灰吹山1799m(9:54)→灰ノ又山1852.3m(10:43〜52)→源蔵山1834m(11:10)→
陽ノ水場(11:20〜30)→巻倉山1758m(11:46)→兎岳1925.8m(12:35〜45)→
小兎1858m(12:58)→中ノ岳2085.2m(14:27〜40)→十字峡550m(16:55)

〈天候:曇り時々晴れ〉

 しゃくなげ湖キャンプ場に18:30頃到着。今回は越後3山の時と違いリラックスしいつものように大宴会。相当飲み過ぎ。翌朝4:40に起こされる。車を1台十字峡に置き銀山平へ。銀山平の駐車場は10台程停まっていた。準備をして出発するも、どうも飲み過ぎの為か記憶がアヤフヤである。1300m位から梯子が出て来て段々岩場らしくなる。ロープ、鎖はしっかりしておりチャンと登れば危険な処は無い、が毎年の様に滑落事故が起きている。まあ下りの方が嫌らしい事は事実だが。10人近く抜き前クラ(クラの字が出ない)へ。一寸渋滞気味で有ったがマアマアのペースか。前方はガスが掛っているが銀山方面、西本城沢の雪渓はチャンと見える。後方の私の良く行く権現堂山、守門、浅草も見えている。只管頂上目指し登る。紅葉はイマイチでガスも出て来た。頂上には若人1人。我々が着いた途端がすが掛り全く見えなくなる。お握りを食べ乍待っていると灰ノ又迄の稜線が現れたので即出発。此処からの登山道がまた立派でまるで北アルプスかと思う程。刈り払いして下さった方々に感謝、感謝。快適に灰吹山を越え灰ノ又山へ。此の縦走路から見える中ノ岐川流域の紅葉の素晴らしい事。反対に北ノ又川源流は緑の笹に覆われ其の対比は絶妙。ガスも晴れ、荒沢岳もピンと格好良くルンルン気分。頂上で小休止し、源蔵山方面に右折すると、何と兎岳をバックに本当に手作りの様な景色が。縦走路の稜線付近は笹の緑。その中に転々と紅葉した木々が。中ノ岐源流〜平ケ岳方面は紅葉。今年の紅葉は一寸茶気って昨年の様には行って無いが本当に綺麗でした。道は稜線より左側に切って有り少し歩き難かったけど、其れを吹き飛ばす位の美しさ。源蔵山の頂上付近に人影発見。そしてヒョイと登山道の右側の木を見れば新しいコンパス。あとで聞いた処大宮からの御夫婦(結構年配でした)。十字峡を4:00に出て灰ノ又山を往復したとの事。遣る人は居る者だな〜と感心。頂上に近ずくと前方からバカデカイザックを背負った若者。ザックを見れば100Lのザックカヴァー。う〜ん異常。こんな処でそんなデカイザックは必要無いだろう。聞けば「浦佐から歩いて十二平キャンプ場でトイレに泊まりグシガハナ〜駒ケ岳。中ノ岳の小屋泊で今日銀山平に降る」との事。「銀山から歩いて帰るの?」と聞いたら「冗談でしょ」だって。「何故そんなデカイザック背負ってトイレに泊まるんだ。根性出して枝折峠から歩いて帰れ」と言おうと思ったけど言いませんでしたけどね。変な奴。家に帰ってネット調べたら有りました。「ふうたろう絵日記」いや〜笑いましたね。矢張り変な処には変な人が行くんだなって。(自分はどう?)源蔵山の頂上を登山道は通って無く中途半端な処に頂上の道標が。源蔵山から巻倉の鞍部までは結構な下り。テン場が見える。可愛い。一度は泊まってみたいな〜と云う位の可愛さ。テン場には「陽ノ水」の水場案内が。指示通りに下って行く。5分程降るとチョロチョロと水が。もう少し降ると冷たくて美味しい水が汲める程に。中ノ岐沢支流岩魚止沢の源流である。う〜ん下から釣りし乍来てみたいものだな〜。林道使えば1泊2日で来れるね。水を汲み終わり巻倉山へ。此処らも紅葉が素晴らしい。1792mのピークで大宮の御夫婦に追い付きコンパスを渡す。偶然木に引っ掛かったらしく旦那さんは失くしたのに気付いて居なかった。兎岳迄は平ケ岳から荒沢岳まで展望はきいていたが中ノ岳はガスの内。兎岳に到着すると又ガス。此処まで来ると登山者もチラホラ。皆「中ノ岳迄行く」と聞くと同様に「大変ですよ〜」。「知ってるよ。経験済みだから。大変と云うより変態だろう」と思い乍気合いを入れ本日のメインイヴェントに向かう。本当此処からが最難関。あの笹藪地獄と右片斜面の登山道、それも笹の根っ子だらけ。ガスで展望の効かない内中ノ岳へ向かう。小兎の下りの笹が以前より成長したようだ。その先の登山道の歩き難い事。天下逸品だね。漸く十字峡の分岐到着。思わずお握り1個。頂上まではチョロイ物。頂上に到着するとガスが少し晴れ荒沢岳が見えたり、小屋が見えたり降る日向山が見えたり。しかしパーット晴れる事は無し。下りが長いので早々に下山。まあ〜十字峡までの長い事。八海山迄行ってゴンドラで降りたい位長いし、急だし、滑るし。(オカメノゾキが無ければね)。暗くなるギリギリで十字峡セーフ。まあ今回もタフだったけど越後3山より良かったね。此処は又秋の季節に来たいね。来年でも良いよ。だけど次回は丹後山経由だな。もう暫く中ノ岳は勘弁して貰いたい。丹後山経由なら毎年でも来ますよ。