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赤岳ハイキング

アルバム

山域山名:八ヶ岳(山梨県・長野県)
期日:2011年11月5日(土)
参加者:栗原昌&聡

行動記録:
<天候:くもり時々晴れ>
たかね荘駐車場1550m(6:45)〜スキー場TOP1906m(7:50)〜牛首山2280m(8:50)
〜真教寺尾根2316m(9:25/:35)〜稜線2820m(10:45)〜赤岳2899m(11:00/:45)
〜大天狗2590m(12:20)〜県界尾根2178m(13:25)〜たかね荘駐車場1550m(14:50)

 前回のナルミズ沢から約2ヶ月ぶりの山となった今回は、リハビリも兼ねてマイナーな清里側からの赤岳ハイキングとしました。

予定通り6時半に美し森のたかね荘に到着。登山者用の駐車場には2・3台しかない。紅葉シーズンも終盤なのでまあこんなものだろう。

準備を済ませ出発するが、駐車場から登山道へ至る道がわからず、いきなりつまずく。建物の裏側へ回ったりキャンプ場へと回ったりグルグルしたが、結局良く判らないのでバンガロー群の先にある踏み後を辿っていくとスキー場の駐車場へ出た。そこでまた道が途切れたのでゲレンデをウロウロしてようやく本来の登山道へと合流した。15分ぐらいロスしたか?

 スキー場脇の登山道を登りきったところでリフトトップに到着。スキー場の周りは鹿対策の柵が施されており、電流が流れているのでスキー場内に出入りするためには8時以降でないと駄目との立看板がある。スキー場の少し先に富士見平があり、そこからの富士山の眺めと麓に広がる唐松林が素晴らしかった。

 牛首山までは1時間ほどの単調な登り。ピークから先が真教寺尾根らしいが、2300mほどの標高を保ったままほぼ平坦な尾根歩きが30分ほど続く。赤岳山頂がすぐ間近に見えるところまで平坦路が続き、そこから一気に稜線まで駆け上がっている。こんなメリハリが利いた地形も珍しい。平坦路の終点で小休止して、岩場の急登を一気に登る。1時間ほどで稜線へと出る。途端に西風が体に当たるようになって寒い。また西側のメジャールートから上がってきたハイカーが大勢おり、こんな中途半端な時期でも結構いるんだなと感心した。

 ちょうど11時に山頂へ到着。記念写真を撮った後寒いのですぐに頂上小屋の中に逃げ込む。あったかいコーヒーとココアを頂いて少し早めの昼食を取る。40分ぐらいのんびりした後下山する。県界尾根ルートは小屋の直下から入るのでふとすると見落としてしまいそうだ。こちらも真教寺尾根と同様、メリハリの利いた地形であった。かなり急勾配の鎖場がしばらくあって、下りきった後は平坦路がだらだらと続く。2178mの三角点で尾根を離れ、急な下りを20分ほど歩くと沢に出る。後は沢に沿って堰堤工事用だと思われる林道をだらだら下ると車道に出る。スキー場を横目に車道を15分歩いて最初の駐車場に到着。もっと時間が掛かるルートかと思いきや、意外にも3時前には戻れてしまった。

 マイナーコースらしく登りは西側からと比べて多少標高差があるが、人は圧倒的に少なく、静かな山歩きを楽しみたいなら断然清里側からの方が良いです。

 帰りは清泉寮の名物ソフトクリームを食べてから佐久方面に向かったが、ちょうどこの国道沿いの紅葉が見頃で、思いもかけず秋の景色を楽しむことができました。(栗原昌記)