熊谷トレッキング同人 国内山行記録
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花山行 尾瀬ヶ原

アルバム

山域山名:尾瀬ヶ原
期  日:2011年6月12日(日)
天候:晴れ
参加者:駒崎、新井浩

行動記録
江南(4:00)⇒ 戸倉(115.2q)(5:50/6:05)⇒ 鳩待峠(6:35)→ 山の鼻(7:30)→ 下田代(9:50/10:10)→ 赤田代(10:45)→ 温泉小屋近辺うろうろ→ 東電小屋(12:30/13:20)→ 山の鼻(14:30)→ 鳩待峠(15:15)⇒ 戸倉(15:50)⇒ 江南(19:10)  

 幻の花、トガクシショウマを見に尾瀬に出かけて来ました。当初は八ヶ岳に行く予定でしたが、天候の悪化を懸念して、前日に急遽行き先変更、晴れが予想される尾瀬としました。結果オーライで天気も良く、花も満開でした。

 朝4時、待ち合わせ場所で山スキーグループと一緒になり出発。一路高速道で戸倉へ。そこからバスに乗りまだ閑散としている鳩待峠へ。山の鼻への道中、青空に至仏山が映えます。来年のGWには至仏山を滑るぞ〜と思いながらあれがワル沢、ムジナ沢と地形を確認。にぎやかな山の鼻を通過し、尾瀬ヶ原。ミズバショウはピークを過ぎていますがまだ見られました。ここまで計画よりも1時間も早いペース。が、これからあちこち寄り道が始まりました。リュウキンカ、タテヤマリンドウ、チングルマ、ミツガシワ、ショウジョウバカマ、ヒメシャクナゲなどが咲いているものだから、前に足が進みません。


下田代に着いた時は、計画書の時刻通り。ここから温泉小屋方面に向い、今日の目的のトガクシショウマを探します。林の中に入ると、ミヤバカタバミのピンク色の花があちこちにあり、まるでミスミソウのようでした。トガクシショウマはあっけなく咲いているのが見つけられました。数年前よりもだいぶ少なくなっているような感じがしましたが、ほぼ満開状態で咲いています。次の群生地へ行ってみると先ほどのところよりも株数が多く有りました。前に見たのはここだったのかと思い出しました。薄紫色〜ピンク色した可憐な花があたりにいっぱい咲いています。細長く伸びた茎の上に葉を付け、その下に隠れるように下向きに咲いています。陽に透けて見える花びらは、咲きたてはピンク色に近く、古いものは薄紫色になり、ふちが茶色くなっています。


花の写真を撮っていると、時間が過ぎていくのを忘れ、気が付くと帰りのバスの時間が危ない。予定していたコースをあきらめ、東電小屋まで行きお昼にすることに。コーヒーを飲みながらのんびり。この後は、わき目も振らずに山の鼻を目指します。ここまでは、下りと平坦な木道のみ。山に来たんだっけ?という感じでしたので、鳩待峠までの登りは、トレーニングと思い、追い越し車線(複線の木道の左側)を団体客などをごぼう抜きしながらひと汗をかき、混雑する鳩待峠に帰りつきました。(新井浩 記)