熊谷トレッキング同人 国内山行記録
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和名倉山

山域山名:和名倉山 2036.0m
期  日:2011年5月3日
天候:曇り/雨
参加者:駒崎、新井浩

行動記録
江南(4:30)⇒ 川又バス停670m(69.4q)(6:15/6:30) → 乗越1165m(7:55)→ ヒルメシ尾根1762m(9:55)→ 水場(10:55)→ 川又分岐(11:30)→二瀬分岐→ 山頂2036m(12:00/12:45)→ 川又分岐(13:20)→ヒルメシ尾根1762m(15:00)→ 乗越1165m(16:30)→ 川又バス停(17:20)⇒ 江南(19:35) 

 近くて遠い山、埼玉県の独立峰で一番高い山。長年の念願だった和名倉山へ登って来ました。

 川又バス停の広場に駐車。周りは新緑がきれいで、山桜の白色が目立ちます。天気はパッとしないが明るい曇り。天気予報では夕方から雨の予報で、雨は来ないでくれと思いながら歩き出します。バス停から階段を降りて頼りないつり橋を渡ります。和名沢の左岸の落ち葉の積もった急斜面を赤テープを確認しながら登ります。乗越1165mでアセビの群生があり、白い花が満開に咲いて、香りが漂っています。変化の少ない斜面を進むと、足元にハナネコノメが、周りにはハシリドコロが咲いています。やがて笹の茂る道となり、ヒルメシ尾根1762m。ここからはヒルメシ尾根の西斜面を延々と歩きます。ほとんど標高は変わらず、1820m前後をひたすら進み、途中苔むしたいかにも奥秩父らしい場所を通過し、水場でのどを潤して進むと、川又分岐に到着。ここまで来ると山頂まであと少し。このあたりは、木々の芽ぶきはまだで、明るい尾根を進むと、直ぐに二瀬分岐。千代蔵ノ休場と呼ばれる草原状の開けた場所を通過し、明るいシラビソ林を進むと山頂に付きました。展望のない山頂ですが、やっと着いとの感慨に浸りながら、昼食としました。

 昼食後、下山開始。気が付くと足元に白い花が。バイカオウレンとセリバオウレンが咲いていました。千代蔵ノ休場では、鹿2頭が目の前に現れ、しばらく観察。鹿の糞がいたるところにあり、鹿が多いと察することは出来ました。食害が多いと聞いていますが、目の前で見る鹿はかわいいものです。川又の分岐を過ぎ、ひたすら下山。14時過ぎに雨がポツポツとしたので、雨具を着こみました。乗越1165mのところで、赤テープを見失う。冷静に探し、元来た道を戻り、テープ発見。アセビの花に気を取られて右に下降するところを直進してしまったようでした。雨も大ぶりになることもなく、無事下山出来ました。

 三峰の霧藻ヶ峰からみる大きくどっしりとした和名倉山を歩いてみて、体で実感することが出来ました。展望があまり良くない山であるため、人気があまりない山ですが、埼玉に住む以上は一度は登っておきたいと思っていたので、今回の山行が出来たことは、大変有意義であったと感じます。