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花山行 朝日岳、雪倉岳

アルバム  


山域山名:北アルプス 朝日岳、雪倉岳
期  日:2012年7月21日(土)〜22日(日)
参 加 者:駒崎、新井浩

行動記録:

夢にまでみた朝日〜雪倉縦走(大げさ!)。花を期待して出かけてきました。

7/20(金) 熊谷(20:00)⇒蓮華温泉駐車場(1:00)
7/21(土) 蓮華温泉駐車場(7:10)→瀬戸川橋(8:35)→白高地沢橋(10:05)→花園三角点(12:20)→吹上のコル(16:15)→朝日岳2418.3m(17:00)→朝日平(17:40)

<天候:曇り/雨>

 朝の蓮華温泉から見上げる山は雲の中。いやな予感がするが、雨も降っていないので、ちょっと出発が遅れたが朝日岳に向けて出発。濡れた木道を滑らないよう慎重に進むと、兵馬ノ平。アヤメ、オオバギボウシなどの花が咲いています。瀬戸川にかかる橋を渡るころには、小雨がポツポツ。雨具を着けて歩きだすが、すぐに日が差したりで、脱いだり着たりを繰り返す。ひょうたん池を過ぎ、新しく掛かった橋で白高地沢を渡る。樹林帯の急登を過ぎると、五輪高原。ここから栂海新道分岐までは、お花畑が続き、歩くスピードが一気にダウン。トキソウ、ハクサンコザクラ、ユキワリソウ、オオサクラソウ、シロウマアサツキ、キンコウカ等々たくさんの花が咲いています。やっとのことで吹上のコル。ここは昨年の秋に栂海新道を歩いた時に通ったところ。季節が違うと花がこんなに咲いているものかと思いつつ、朝日岳に向かう。ザレた斜面には花がいっぱい。特にイブキジャコウソウとミヤマルリソウはじゅうたんのようです。雷鳥にも出会い、ガスで真っ白な朝日岳の山頂に到着。この時すでに17時。記念写真を撮って、朝日小屋に急ぎます。小屋には17:40着。ちょっとのんびりしすぎました。受付をして、テントを張ります。今日のテントは全部で3張り。明日は晴れますように。



7/22(日) 朝日平(4:40)→朝日岳(5:40)→小桜平(6:50)→雪倉岳2610.9m(9:40)→三国境(12:10)→白馬大池(14:25)→蓮華温泉(17:00)
<天候:晴れ/雨>

 3時起床、4時40分出発。晴れてはいないが、明るい曇り。水平道は崩落で通行止めのために、朝日岳に登り返して小桜ヶ原に向かいます。小桜ヶ原では、ハクサンコザクラがほぼピークを迎えた状態でたくさん咲いています。遠くには青空が見えるようになり、赤男山の山腹を巻くころには青空となりました。ここから雪倉岳の間の斜面は素晴らしいお花畑が続きます。ミヤマダイコンソウ、タカネバラ、ミヤマアズマギク、ミヤマルリソウ、タカネナデシコ、コマクサ、ツメクサの仲間・・・と明るい東斜面にいっぱい咲いています。雷鳥が岩の上で動かずにいるのでしばらく見とれていました。コースタイムを十分オーバーして雪倉岳の山頂へ。ガスの切れ間から白馬岳までの稜線が見え隠れ。花の咲く稜線を散歩のごとくのんびり進みます。やがて三国境。大勢の人が休んでいます。白馬大池を目指して、小蓮華岳を通過。目の前を歩く雷鳥をまたもや見学。今回はよく雷鳥に会いました。全部で5回。白馬大池山荘に立ち寄り、その後は黙々と歩き、蓮華温泉に到着。蓮華温泉ロッジで温泉に浸かり、帰途につきました。

天気もまずまずで、残雪模様の素晴しさと、花と雷鳥三昧の山行となりました。 (新井浩 記)