熊谷トレッキング同人 国内山行記録
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稲含山

個人山行報告

山域山名:鍬柄岳―大桁山―稲含山(群馬県)
期  日:2011年12月5日(月)
参 加 者:高橋仁

行動記録:熊谷9:00―本庄IC9:30―下仁田IC10:00―やすらぎの森駐車場10:30/40―
鍬柄山登山口10:50―鍬柄岳11:25/40―大桁山12:40/13:00―やすらぎの森13:40/45―
下仁田を経由して―茂垣峠駐車場14:40―稲含山神社15:00―稲含山頂15:10/15―
秋畑稲含神社経由―茂垣峠15:30/50―下仁田IC16:30―本庄IC16:50―熊谷17:25
 出発が遅くなったが、三つの山を掛け持ち登山をすることにした。国道254の道の駅の先を右に入り千平駅の先を左に入る。道なりに行けばやすらぎの森駐車場だ。車を置き、鍬柄岳登山口まで林道を戻り登山開始。すぐに阿夫利神社がある。備え付けノートに記帳し「大桁山まで行きます」と書き添えた。群山26境界石の分岐から山頂に向かうとすぐに鎖。これが延々と続く。岩には足場が彫ってあるが慎重に登る。岩稜の東に取り付き、痩せた岩の上を伝って頂上に着く。頂上とその西の突端に計4箇の祠がある。好天で眺望は最高。鹿岳、荒船山、これから登る大桁山、南には稲含山、東は藤岡方面の街並みが見渡せる。

 先は長い。群山26分岐に戻り、西側の断崖の下を巻き大桁山に向かう。踏み跡はしっかりしているが、夏は藪になりそう。林道を横切り、鉄梯子を登って尾根を登ると駐車場からの林道に合流する。整備された丸太の階段を昇り、いったん西側に巻いてから急な階段を登ると尾根に出る、また階段を登りつめると頂上に出る。広く東西に長く伸びた頂上には、ベンチや丸太のテーブルがある。薄紫の実のムラサキシキブの木があちこちに生えている。妙義山の荒々しい岩山、榛名山、上州武尊山などが見える。下りは西を巻かず、尾根をそのまま南東に藪を漕いでショートカットする。あとは林道を下り、駐車場に戻る。

 国道254に戻り下仁田市街を抜けて稲含山に向かう。茂垣峠(鳥居峠)への道は集中豪雨で傷んでいると聞いたが、全部修復されていた。

茂垣峠(鳥居峠)を一旦通過して、先の甘楽町側の登山口と、神の池公園を見て来る。茂垣峠(鳥居峠)駐車場に戻り、登山開始。林道から尾根伝いにひたすら登る。道は良く整備され、鎖やロープなどあるが使うことはない。山頂直下に稲含神社がある。ずいぶん大きな神社をよく作ったものだ。厚い信仰が伺える。頂上は眺望が抜群だ。浅間山、荒船山、谷川や御荷鉾山も見える。頂上の柱の脇に温度計が二箇ブラさがっている。気温は8度C。さあ遅くならないうちに下山だ。帰路は秋畑分岐から秋畑稲含神社に向かう。こちらも大きな神社だが荒れていて廃社寸前という感じ。一の鳥居から少し登り返して、下仁田側の往路に出て駐車場に向かう。

 林道に出て間もなく、右上の藪からガサガサッと黒っぽいものが出てきた、猟犬?大きい!熊!と思うか思わないうちに林道を横切って左下の藪に消えた。灰色の体に長い足と尾の後ろが白い。カモシカだ!人間にはだれも合わなかったが、一日の最後に思いがけない遭遇だった。