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花山行 乾徳山

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山域山名:乾徳山、黒金山(山梨県)
期  日:2012年6月10日(日)
参 加 者:駒崎、新井浩
行動記録:江南(4:00)⇒乾徳山登山口(6:50)→国師ヶ原(8:40)→乾徳山2031m(10:45)→笠盛山2072m(11:55)→黒金山2232m(12:40/13:20)→西沢渓谷(16:20)→西沢渓谷入口(17:50)⇒タクシー⇒乾徳山登山口(18:10)
<天候:曇り/雨>

 今回の山行は、乾徳山の登山口に車を置き、乾徳山から黒金山を経由して西沢渓谷へ下りる縦走を計画しました。シャクナゲの花を期待し、黒金山の苔むした登山道を歩くことを目的に出かけてきました。



 どんよりとした曇った空の中を乾徳山に向かい歩き始めました。前後して数組の登山者が登り始め、人気の山なのだなと実感しました。国師ヶ原手前で霧雨から小雨へと変わってきました。カッパは苦手なので傘をさして登ります。雨の中の登山はしたくないので引き返したい一心でしたが、乾徳山の山頂手前まで何とかこぎつけました。岩場にピンクの花が目につき、近づいて見るとコザクラ系の花が咲いています。後で調べてみると、どうもコイワザクラのようです。これで気分一変。辺りを探してみるとあちこちに咲いています。

 この季節に来るのは初めてで、コイワザクラがあるとは思っていなかったので、ラッキーでした。

 山頂手前の岩場は濡れて滑りやすかったですが、気分良く登れ、山頂到着。ガスっていたので残念ながら展望はありませんでした。山頂付近にも岩場にコイワザクラが咲いているのが目につきました。次々と登山者が現れ、賑やかになった山頂に別れを告げ、黒金山に向け濡れて滑る岩場を進みます。


 やがて苔むしたシラビソ林となり、ふかふかの登山道を進みます。ガスも手伝って幻想的な雰囲気です。標識や踏み跡もしっかりしており、1時間ちょっとで笠盛山通過。そこからも苔むした登山道を進みアップダウンを繰り返したのちに黒金山に到着。ここもガスっていて残念ながら目の前の奥秩父の山並はみることができませんでした。お湯を沸かし昼食。出発間際にガスが晴れて、一部ですが山並を見ることができました。

 ここからはまだまだ西沢渓谷までは遠い道のり。しばらくは苔むした山道を黙々と進みます。1時間ほど歩くとシャクナゲがちらほら目につくようになり、やがて、どこを見渡してもシャクナゲとなり、今が最盛期の満開状態です。西沢渓谷までの約2時間の間はずーっとシャクナゲの花を見ながらの下山となりました。標高が低くなり、急坂を下るようになると咲き終わったシャクナゲとなりました。西沢渓谷の遊歩道に降りたち、滝を見ながら下山。約11時間の山行、疲れました。タクシーを呼んで、乾徳山入口まで5,000円弱。温泉に浸かって帰路につきました。
(新井浩 記)