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年末の雪山 北八ヶ岳

アルバム


山域山名:長野県 北八ヶ岳 
期  日:2011年12月29日(木)〜12月30日(金)
参加者:浅見CL、大嶋SL、駒崎、新井浩

行動記録
12/29 江南(5:30)=ピラタスロープウエイ山麓駅(8:45)=山頂駅(9:30)→縞枯山2403m(10:45)→茶臼山2384m(11:45)→麦草ヒュッテ(13:00/13:40)→白駒池 青苔荘(14:10)テント泊
<天候:快晴>

 ピラタスロープウエイ駅に着くと、スキースノボーの人たちが準備をしている。スキーがしたいな〜と思いつつ準備をする。空気は冷たいが青空が広がり気持ちいい。9:20のロープウエイに乗り、降り立った北八ヶ岳の標高2237mはキンと冷えた一面の雪景色。アイゼンを付けて早速歩きだす。積雪は20〜30cm程度で少ない。キュキュッと雪を踏みしめ、すぐに縞枯山荘の前を通過。縞枯山の登りで樹林帯に入る。しらびその雪をかぶった枝の先には、北横岳が青空をバックに浮かんで見える。樹林は細い幹のシラビソが密に生えており、枯れているものも多いように見える。乾いたサラサラの雪を踏みしめ前方に青空が見えてきて縞枯山の山頂2403m。ちょっと先の展望台からは、これから登る茶臼山、八ヶ岳の山々、風も少なく雲ひとつない青空がほんとに気持ちいい。わずかな下り登りで茶臼山2384m。山頂は展望はないが少し先に展望が開け、眼下に茅野の街が広がっていました。

 大石峠を経て麦草ヒュッテ。ここでうどんを食べる。ステップソール(滑走面にうろこのように彫られた滑り止め)のテレマーク板のレンタルが置いてあり、のんびり歩くのも楽しそうとストーブにあたりながら話をする。白駒池に向かい青苔荘でテント場の受付をして、テントを張る。その間に、凍っている白駒池に穴のあいているところから水汲み。

 テントは他に単独の一張りがあるだけでひっそり静か。テントに入りお茶をすするとすでに16時。夕食のメニューを聞いてにんまり。お湯割り焼酎を飲みながら、まずはチーズホンデュ。ウインナーソーセージ、ブロッコリー、アスパラガス。山で初めて食べました。なかなか楽しく美味しい。続いて、キムチ鍋。たくさんの野菜が入ってこれまた美味しい。追加で餃子を投入。ほんとに美味しい、しあわせ〜とにんまり。おなかがいっぱいとなりました。テント泊はこの時間が楽しい。最高のごちそうでした。シュラフにもぐり19時頃就寝。




12/30 白駒池(8:20)→ニュウ(10:40)→中山峠(12:20)→黒百合ヒュッテ(12:25/13:05)→渋の湯(14:45)=タクシー=ピラタスロープウエイ山麓駅(15:30)
<天候:快晴>

 朝5:30にごそごそと起床。テント内は結露が霜となってバリバリに凍っています。シュラフを片づけ朝食。昨夜のキムチ鍋の残りにうどんのメニュー。これも美味しく頂き、お茶を飲んでから片づけ。
 
 林間から差し込む朝日を受けながらテントを撤収して、予定よりも少し遅れて出発。今日もいい天気だ。白駒池を回り込むように進み、ニュウの登りに掛かる。北面で陽が当たらずかなり気温は低いと思われ、頬が刺すように痛い。稜線までわずかのところでリーダーの指示により、アイゼン、ピッケル、目出帽、ゴーグルを付ける。歩き始めると、すぐに風が強くなり、稜線に出ると強い風。ニュウ2352mでは、立つのがやっとの位の強風。

 東、西天狗がよく見えました。記念写真を撮りすぐに出発。中山への分岐で、今後のルートを相談。時間も遅れているので、中山、高見石小屋のルートはあきらめて、黒百合ヒュッテ経由とすることに。黒百合ヒュッテで、コーヒータイム。タクシーを2時間後に渋の湯で予約。アイゼン、目出帽をはずして下山。途中登ってくる人が多い。正月を山で迎えるのだろうか。何回かころびそう(転んだ人もいました)になりながら渋の湯へ到着。15時にタクシーに乗り、ピラタスロープウエイ駅に無事到着。

 天気にも恵まれ、非常に楽しい雪山でした。
(新井浩記)