熊谷トレッキング同人 国内山行記録
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高妻山

アルバム

山域山名:高妻山(長野県)
期日:2012年6月24日(日)
参加者:CL大嶋 SL新井浩 高橋仁 石川 花森 駒崎 木村

行動記録:
23日 現地入り(泊)
24日 4:00 戸隠キャンプ場4:15→5:18 1450m→6:05 一不動避難小屋→7:21 五地蔵山→8:24 八観音2030m→9:43/10:30山頂→12:08 五地蔵山→13:10 一不動避難小屋→14:45登山口・戸隠キャンプ場駐車場

<天候 晴れ>
 午前四時に明るくなりかけた登山口の戸隠キャンプ場に集合する。10台ほどの車がすでにあり、そこここで登る準備を始めている。手早く支度をして、キャンプ場とそれに続く牧場の中を登山道の標識に従って進む。目を覚ました朝食中の牛さんたちにじっと見つめられながら、歩いていく。
展望が開け、飯縄山を望む

 草原がやがて高木の林の中の道になり、標高1300mを越えたあたりで最初の大洞沢の徒渉となるが、飛び石伝いに越える。その後、数度沢を横切り、あるいは登山道自体が沢の浅い流れの中だったり、沢沿いの泥んこ道だったりする。

 しばらく行くと鎖が15mほどの滑滝に沿って付けられていて、一人ずつ慎重に登る。ここを過ぎると不動滝で、上部の岩帯をトラバースする。鎖があり、足場も切ってあるので有り難い。最後の水場である一杯清水を過ぎ、1747mの鞍部に至る。避難小屋がある一不動と呼ばれる所である。

 ここから高妻山山頂へはアップダウンの繰り返す稜線の道となる。次のピーク五地蔵山までは、要所に二釈迦、三文殊、四普賢と菩薩が置かれている。所々木々の間から、展望も開け道沿いには可憐な花々が咲き乱れ飽きさせない。四文殊の前後にキバナアツモリソウが咲いていた。キバナアツモリソウ




 五地蔵から先、頂上の十阿弥陀まで六弥勒、七薬師、八観音、九勢至と続く。八観音2053mを過ぎ、少し下って八丁ダルミの鞍部から山頂まで300mの急登で、それでも最初の内はうす紫色のシラネアオイに気持ちも和む。




 九勢至を過ぎるころから、ピラミッド形をした山頂に突き上げるこの山行の核心部となる。ゆっくりと一歩一歩着実に足を運ぶ。ようやく山頂部の一角、十阿弥陀に着く。ここには手水鉢、青銅鏡が置かれていて他の仏様より随分立派な作りになっている。三角点のある山頂までは指呼の距離である。


 天候に恵まれ、近くには東から北に飯縄山、黒姫山、妙高山、火打山、焼山など、遠く、西方には槍から白馬・雪倉・朝日までが望める。ゆっくりと展望を楽しんだ後、下山にかかる。 帰りは来た道を引き返し、全員無事に登山口に戻った。   (石川記)