熊谷トレッキング同人 国内山行記録
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黒斑山

 


山域・山名:浅間山・黒斑山蛇骨岳
期   日:2013年10月14日(月)
参 加 者:L相澤 黒澤孝 須藤俊 橋本

行動記録:<天候 晴> 

熊谷市役所 5:50=花園IC 6:35=佐久北IC 7:40=
車坂峠 8:10/8:25→シェルター 9:40→トーミの頭 9:50→黒斑山2404m 10:15/10/30→蛇骨岳 2366m 11:00/11:50→トーミの頭 12:25→シェルター 12:35→車坂峠 13:15/13:30
=佐久北IC 15:00=吉井IC 17:25=熊谷市役所 19:25

 関越道、上信越道を軽快に走り佐久北ICを下りた。小諸市内を通って山に向かう。カーブを右に左に曲がり標高をぐんぐん上げる。着いたのは標高1974mの車坂峠。天気が良いので駐車場は混んでいた。身支度を整えて4人で黒斑山表コースを登る。傾斜はきつくない。細かい泥で、湿ってはいるが滑りもせず登りやすい。周囲は標高2000mで針葉樹、広葉樹の混交林である。紅葉は始まっていて、黄色、茶色に木々が紅葉している。ナナカマドの実、ヤマブドウの葉の赤が目立つ。カラマツは茶色に紅葉し、標高を上げるにつれ落葉が進んでいる。徐々に樹木も低くなり佐久地方、八ヶ岳の眺望が開ける。風が無く、田圃の稲を燃やしているのか青いもやの中に白い煙が何本か立ち上る。2200m位を超える辺りから道がべちょべちょしている。日陰に霜柱が溶けずに残っている。シェルター(噴火、落雷防止用?)を過ぎ、赤ゾレの頭に出ると一気に東側に大きな円錐型のどっしりとした浅間山が見えた。活火山だが噴煙は見えない。ここから登山道は浅間山の外輪山である黒斑山、蛇骨岳に向け東から北に方向を変える。トーミの頭から蛇骨岳までは標高差も余りなく外輪山の稜線を歩くのでいつも右側に浅間山が見える。その手前は数百m急に切れ落ちており、その下は幅2kmもある湯ノ平という平原が広がっている。人工物の全くない平原は笹原で覆われ、樹木がまばらに生えている。笹の緑と広葉樹の紅葉、針葉樹の緑が調和している。黒斑山頂には十数人の登山者がいた。更に進んでいく。森林限界に近いが西側は緩斜面で針葉樹がびっしりと生えている。最近の噴火がないことや、火山灰質で土壌が深いことなどがこうした植生を育んでいるのか。東側は急斜面で草と灌木が生えている。霜が下りたとみえ、リンドウの花は茶色になっていた。蛇骨岳に着き昼食を摂る。蛇骨岳までくると北側の眺望も開けた。すぐ下に見える北軽井沢、嬬恋村の集落、その先には草津温泉の建物も見える。さらに山々の稜線をたどると志賀高原の横手山、四阿山、根子岳も見える。無風、快晴、小春日和のような天気である。浅間山に目を転じると稜線に人影が見える。「浅間山は登山が規制されているのでは?」の問いに「いや、あれは前掛山だ。」という返答。確かに地図で確認すると浅間山の外側の山である。ゆっくり昼食を摂り、帰路につく。ミヤマカケスに出会う。ハトほどもあるが飛び方もゆっくりで、山にのどかな雰囲気を加えている。トーミの頭を過ぎ、帰路は中コースをとる。この下山路はほとんど樹林の中であり、森林浴をしながらの下山となった。無風、快晴の天気の中、2000mの高原歩きを楽しむことができた。帰路の上信越道は大変な渋滞で、吉井ICで下りざるを得なかった。 <橋本記>