熊谷トレッキング同人 国内山行記録
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南天山



山  域:奥秩父、両神山西方1483
期  日:2013年5月12日(日)
参 加 者:CL新井(勇)、高橋(仁)、相澤

行動記録:
熊谷市役所(6:00)→鎌倉橋P(8:07/8:20)→法印の滝(8:47)→沢・尾根コース分岐
(9:20)→南天山(昼食)(10:38/11:33)→鎌倉橋P(13:23)→熊谷市役所(17:03)
 
熊谷市役所を6:00に出発する。天気は登山日和。140号線で大滝へ向かう。道路は交通量が少なくスムーズに流れる。大滝から滝沢ダムを越え中津川林道に入る。隧道と呼ぶにふさわしいようなトンネルをいくつか通り抜ける。トンネルは暗く見通しが悪く、対向車に会うとハンドルに力が入る。やがて道路は狭くなり、ゴロ石が散らばる荒れた道になる。さらに奥地、奥地へとかなり進む。まだか、まだかの思いでどうにか鎌倉橋登山口へ8:07辿り着く。道路沿いの駐車場にはすでに3台停まっている。「こんな奥地へ」と思いながらも知る人ぞ知る山なのかも知れない。楽しみである。

登山支度に整え、軽く準備体操する。道路を挟んで向かい合の登山口に進む。登山道は昨日の雨で足元が悪くなっているが、落ち葉でぬかるみを防いでくれている。滑るのを注意しながら登る。この登山道は体験学習の場となっているおかげで、しっかりと整備されている。沢を渡る個所には木製の橋、足場の悪い個所には木製の梯子、危険な個所には鎖とそれぞれきちんと取り付けてある。又、樹木に名札を掛けている。イヌブナ、アサゴ、イロハモミジ、アオダモ、イタヤカエデ等々。新緑の瑞々しい広葉樹林の中を沢のせせらぎを聞きながら心地よく歩く。野鳥の囀りも聞こえる。ツツドリのボッ・ボッ・ボッと独特の鳴き声がどこからか聞こえてくる。しばらく歩いていると、先のほうで水流の強い音が聞こえる。法印の滝が見えてきた。この滝は小さいが、水が岩肌を這うように流れ、なかなの美観である。ここで一服する。再び歩き始める。やがて針葉樹林が目立ってきた。沢コースと尾根コースの分岐に着いた。尾根コースを進む。針葉樹林の中をジグザグのつづら折りの登山道を黙々と上る。少しキツイ勾配であるが登山道は針葉樹林の葉が積もりフカフカして歩きやすい。ひたすらこのつづら折りの道をのぼっていると展望の開けた所に出てきた。前方にカラマツの林が広がり、芽吹きの色が美しい。稜線に入るとアカヤシオが点々とみえてきた、すでに咲き終わり、いくつか残りの花をつけているが萎れている。残念。登山道は岩肌をむき出し、少しそそり立ってきた。この岩をよじ登るとまもなく頂上に辿り着いた。

頂上は360度の視界である。雲取山,甲武信岳・浅間山等々が眺められる。しばらく眺望を楽しんでいると一人登山者が頂上に登ってきた。この方にシャッターをお願いする。1時間位の休息をとり、下山の準備に入る。下山の間際に又一人登ってきた。下山は沢コースを下る。このコースはかなり荒れている。沢は涸れており、石がゴロ・ゴロと散在している。足元を注意しながら歩き続けていると沢コース・尾根コースの分岐に着いた。時間にゆとりがあるのでここでしばらく休息をとる。登山者が一人、尾根コースから下りてくるのが見える。下山間際に出合った人である。休んだ後はひたすら下るのみである。ここからは登山道は整備されており、周りの景色を眺めながら下りる。法印の滝を歩きながら眺め、鎌倉橋駐車場に着いた。駐車場には車が1台残っていた。靴を履き替え、ザックを車に詰め込み、車に乗り込む。朝と異なり、秩父市内から渋滞に巻き込まれる。途中、かわもと道の駅で休憩をとり、熊谷市役所へ。お疲れ様でした。
記)相澤