熊谷トレッキング同人 国内山行記録
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初夏の尾瀬至仏山

 
山域山名:尾瀬・至仏山(群馬県)
期  日:2013年7月2日(火)
参 加 者:L並木、滝沢、橋本(計3名)

行動記録:滝沢宅(4:10)=戸倉(6:20)=鳩待峠(6:55/7:05)1615m→オヤマ沢田代(8:45)→小至仏山(9:40/10:20)→至仏山2228m(11:20/11:40)→小至仏山(12:25)→
オヤマ沢田代(13:10)→鳩待峠(14:30/14:40)=戸倉(15:10/15:20)=滝沢宅(18:25
)
<天候:曇り>
 1年を通じて山は色々な表情を見せる。今回は人気の高い尾瀬を目指した。参加者は3人。早朝に滝沢宅に集合し出発。時間的に早いためか2時間ほどで戸倉の駐車場に到着した。途中の椎坂峠には新規にトンネル工事が進んでいた。開通は今秋ということで10分前後は近くなるのではないか。片品方面の山には登りやすくなる。

 戸倉の駐車場からはマイカー規制のためバスに乗り換えて鳩待峠まで行く。登山客はバスから下り西の登山口や、北の山の鼻に向かう。私達のグループは西の至仏山を目指す。新緑の林間を歩き徐々に高度を上げていく。栂の数bも高い枝に赤いテープが付いている。あそこまで雪が積もるのかと雪の多さに驚く。ウグイス、ホトトギスが鳴いている。高度をあげるにつれ木々が低くなり灌木や草原、湿原が現れる。残雪も現れる。

 登山道が周りの地面より1mも低く大きなU字状になっている。木道もかなりの距離に敷設されているが、全部にというわけにもいかない。登山者数の増大で由々しき問題である。至仏山から下山してくる登山者にも会う。至仏山−山ノ鼻間の通行制限がないということなのか。今回、そのような掲示は登山道入り口にも至仏山頂にもなかった。

 森を抜け、湿原を通る。残雪が消えて間もないのか花は少ない。さらに高度を上げると岩場と残雪の地帯になる。蛇紋岩の岩がごつごつとしている。ひとつひとつの岩は丸みがあり、赤茶けている。滑りやすいので注意して登る。岩の間に可憐なサクラソウやチングルマが咲いていて癒される。霧がかかり、時々は尾瀬ヶ原が見えるがそれ以上は遠くの山々は見えない。この時期の天候としてはまずまず恵まれた。

 今回、全員60歳以上、早朝の出発なので小至仏山で早い昼食をとった。さらに至仏山まで足をのばし無事下山した。

 様々な表情を見せる至仏山、尾瀬。「至仏山山スキーはどこから滑るの?」、今までの登山経験から「燧ヶ岳、尾瀬沼、尾瀬ヶ原、アヤメ平は・・・」と沢山の情報交換もできました。また、別の季節に別の表情の尾瀬に登り楽しみたいと思いました。   (橋本記)