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「初夏の大菩薩嶺と峠めぐり」


【個人山行記録】

◎山域山名:大菩薩嶺(2057m/山梨県甲州市・丹波山村)
◎期日:2014年5月25日(日)
◎参加者:9人/CL K、会員外8人(男性4人=うち小学生1人、女性4人=うち幼児1人)

◎行程新宿駅駅6:00―〈中央線〉―立川駅6:38〜6:43―〈中央線・甲府行〉―甲斐大和駅8:01〜8:10―〈路線バス/1人1000円〉―
上日川峠(1590m/20℃)9:00〜9:25【スタート】…
小屋平バス停の上9:58〜10:04…1900m付近10:48〜10:53…
石丸峠(1957m)11:05…大菩薩峠(1897m)11:30〜11:40…
神部岩(2000m/21℃)12:15〜〈昼食〉〜13:00…
大菩薩嶺(2057m)13:20〜13:30…丸川峠(1700m)14:25〜
14:35…みそぎ沢との合流15:40…大菩薩の湯16:20【ゴール】〜〈入浴〉〜17:05―〈タクシー/1台2530円〉―塩山駅17:20〜17:51―
〈中央線・高尾行〉―高尾駅19:07〜19:11―新宿駅20:05
※行動時間:6時間55分(休憩含む)

 関東地方が30℃近い初夏の日差しのなか、快適な尾根歩きを楽しんだ。期待した富士山などの大眺望は見られなかったが、コンディションとしては申し分なかった。人気の山域とあって登山者は多かったが、核心部以外は比較的静かな山歩きだった。

 甲斐大和駅(山梨県甲州市)で中央線を降りると、駅前にマイクロバス式の路線バスが2台待機していた。他の登山者に先行され、子ども2人を含む我々は全員がなかった。ただ、後部の扉は最後まで開かないとのことで、子どもたちはステップに座らせた。タクシーも駅前にいたが、どれも予約済み。バス代と大差はないので、週末にこのアプローチにする時はタクシーがいいだろう。

バスは一気に標高1590mの峠まで運んでくれた。峠では、団体のグループのための大型のバスも行き来している。ここから「福ちゃん荘」を経由して、大菩薩峠を目指すコースが一般的のようだが、混雑を避けたい意味もあって、やや迂回になるコースを取った。

沢をいくつか渡り、バス停のある小屋平の先で小休止。樹林帯の登りが始まった。ササの広がる尾根に出ると、南側の展望が開けた。ネットで「2014年だから登った」という記述のあった小金沢山(標高2014m)が正面によく見える。

石丸峠で記念撮影を済ませると、熊沢山を経由して大菩薩峠に着いた。売店が並ぶにぎわいは、御岳山を思わせる。CLは一足先に出発し、山頂は展望がないと聞いていたので、稜線上の神部岩を昼食ポイントに決めた。峠の喧噪を避けられ、なだらかな尾根は大休止にちょうどよい。

大菩薩嶺からは三つ目の峠である丸川峠へと樹林帯を下った。北側は日陰となっており、一部の道には雪も残る。標高が高いうちは、バイカオウレンの白い花が咲き競っていた。丸川峠からは一気に高度が下がる。みそぎ沢に合流すると、歩きやすい林道に代わった。登山口のバス停を通過し、山頂からの標高差で1200m下となる日帰り温泉「大菩薩の湯」に着いた。入浴後はタクシーで塩山駅へ。満席だったあずさをあきらめて、直後の各駅停車に乗り込むと、運良く車内はガラガラで、のんびりと都心を目指した。