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蓼科山と湖沼巡り

アルバム
           

1. 山域山名 八ヶ岳蓼科山と北八ヶ岳の湖沼巡り
2. 山行形態 一般登山
3. 期  日 2014年10月1日(水)
4. 日  程 
 熊谷駅南口(6:00)➡花園インター(6:35)➡佐久南インター(7:55)➡
  大河原峠(8:35/8:50)➡蓼科山荘(10:35)➡蓼科山山頂(11:40/12:35)
➡蓼科山荘(13:10)天祥寺平(14:41)➡亀甲池(15:20)➡双子池(16:00)
➡双子山山頂(17:20)➡大河原峠(17:55/18:15) ➡熊谷駅南口(21:20)
5. 参加者
 L橋本,並木,白根,滝沢、須藤(俊),黒沢,杉山、新井(弘)、相澤

 蓼科スカイラインを走り大河原峠へ,峠はカラマツが紅葉を始め秋の気配。ひんやりとした空気で、シャツ1枚では寒いかと思いベストを羽織り、登山口に向かう。登山口は大河原ヒュッテの脇を入る。標高が2000m以上あるので登山道は石でゴロゴロしている。クマザサに囲まれ、シラビソ等の針葉樹林の中をしばらく歩く。ナナカマドが赤く色づき、緑の合間に映える。木々が立ち枯れる縞枯れ現象があちこちで見られる。枯れて倒れた木はコケに覆われ、そこから若木が育っている。

 視界が開け、前方に蓼科山の山頂が見え、蓼科山荘に到着する。広場の片隅に鳥の巣箱が設けられウソという小鳥が林と巣箱の間を行き来している。人が近づいても怖がる風もなく、餌を啄んだかと思うと林に飛んで行き又、餌を求めて、戻ってくる。巣箱に3羽,留まることがある。この様子をしばらく楽しむ。スズメより小さく、頬が赤く、可愛い鳥である。

 目の前には大きな岩が積み重なり、見上げる程のかなり急な上り坂である。息を荒げながら岩を攀じ登るとやがて森林限界となり,展望は良くなるが,靄がかかり視界が悪い。時々、靄が途切れ、周りの山々が見え始める。山肌が陽に照らされ,紅葉が映える。山頂小屋を通り過ぎるとすぐそこに頂上がある。頂上は広大と言ってもよい程の広さであり、岩が一面にゴロゴロしている。風が強く一段下り,昼食をとる。

  蓼科山荘まで戻り、亀甲池・双子池に向かう。草原に入ると亀甲池が見えてきた。亀甲池は水が枯れ、大分小さくなっている。これを囲む木々は紅葉を始め、ナナカマドの赤が鮮やかである。亀甲池を後に山道を下る。森林の中を歩いている途中に、一面にコケで覆われ,鬱蒼としているが、 幻想的な箇所を通過する。やがて,木々の間がキラキラと光る。双子池に到着した。双子池は雌池・雄池と二つある。池を取り囲む木々が、夕日に照らされ、ナナカマドの赤や広葉樹の黄の紅葉が一段と映え、今日一番の感動である。ここでしばらく休憩を取り双子山・大河原峠に向かう。双子山に着いた頃は、陽が落ち込み薄く暗くなり視界が悪くなる。ここは草原地帯で夏は高山植物で賑わうと思われる。大分暗くなったので頂上でゆっくりする暇もなく通りすぎる。足下も見えづらくなり、ヘッドランプを付けようか思っている中に大河原ヒュッテが見えてきた。18時前に無事到着。お疲れ様でした。
                               記 相澤