熊谷トレッキング同人 国内山行記録
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東京・埼玉 都県境尾根縦走

アルバム  

山域山名:雲取山・長沢背稜(埼玉県・東京都)
期  日:2014年11月22日(土)〜24日(月)
参 加 者:L木村 駒崎


行動記録:
11/22(土) 
三峰神社(11:05)→霧藻ヶ峰(13:00)→前白岩山(14:15)→白岩山(15:15)→雲取山荘(16:20)
<天候:晴れ>

今回は周回する為、電車バスを利用する。三峰口駅から三峰神社行きバスは混んでいて増便されていたが混んでいて立つことになる。工事中で迂回して行った為予定よりかかる。神社下のもみじがとてもきれいでした。

予定より少し遅れての出発。途中お昼を摂り、右手に和名倉山の展望を楽しみながら進みます。休憩を何度かとり、明日行く長沢背稜の分岐を確認して小屋に着く。テントがいっぱいで小屋前も人だかりです。この寒い時期にこれほど集まるとは、この山の人気が伺えます。小屋のスタッフは対応に追われ、中には入れてもらえず、明日の朝は凍ってしまうから(朝も出ていました)と先に水を汲むように言われる。確かにホースからちょろちょろ程度、我々は明日の為に4リットル、水汲みの為に並んでいる人達の目がとても気になります。体が冷え切ってしまいましたが、部屋にこたつがあり助かりました。8畳真ん中こたつで8人でした。夕食は2回目、こたつに足を入れて寝ました。    (駒崎記)



11/23(日)
雲取山荘(6:40)→雲取山(7:05/7:40)→雲取山荘(8:00/8:30)→芋ノ木ドッケ(9:30/9:35)
→桂谷ノ頭(10:20/10:30)→長沢山(11:05)→水松山(11:40/12:20)→行福ノタオ(13:35)
→酉谷山(13:55/14:15)→ハナド岩(15:50)→天目山(16:25/16:35)→一杯水避難小屋(16:55)
<天候:晴れのち曇り>

朝食は出遅れ2回戦になったため、山荘で日の出を見てから、まずは空身で雲取山頂を往復した。何度も来ている山頂だが、やはりよい景色だ。お茶を淹れてゆっくり景色を楽しんだ後、山荘に戻る。

 身支度を整えた後、再出発。芋ノ木ドッケの分岐まで戻り、長沢背稜の稜線へ。ここからが今回の山行のメイン。7年振りだが、やはり静かな登山道で気分よく歩ける。おおむね樹林帯の中だが、落葉後ということもあり、木立の間から石尾根や三峰への稜線が望める。桂谷ノ頭付近は露岩に木の根が張り出していて歩きにくく、若干注意が必要。

水松山で昼食休憩を取り、ここからが私は未踏のルートだ。このあたりは二重山稜になっていて、水松山のピークからは道の無い方の尾根に誘い込まれやすく迷いやすいのではないかと思われる。酉谷山への道は、主に東面を巻くように付けられており、手入れがよくされていて歩きやすい。長沢背稜の内、登山者が少ないのは芋ノ木ドッケ〜水松山間ということだろう。滝谷の峰付近には、緊急時用の立派なヘリポートがありビックリ。酉谷山山頂は樹林の中だが、石尾根側は展望が得られる。

ここで時間的には山頂直下の避難小屋泊もありだったが、明日の天気予報がイマイチなのと、小さな小屋に結構人がいたので、予定通り一杯水までがんばることにする。一杯水までの道も、ほぼ南面を巻いているが、時々秩父市街や武甲山が左手に見え、だいぶ歩いてきたんだなと実感。途中にハナド岩という展望地があり、ここからの石尾根の景色はすばらしかった。出発が遅くなった分、夕暮れが迫ってきており、何とか日没までに天目山には着きたいと、最後は駆け上がるように山頂にたどり着いた。

天目山山頂も北西方向を除いて展望が開けており、はるか遠くになった雲取山の東に日が沈む景色を楽しんで一杯水避難小屋へ。小屋に着くころにはほとんど真っ暗だった。ちゃんと早立ちしないといけないと少し反省。小屋は我々の他に単独が2名。トイレはあり、フロアも広めでそれなりに快適な小屋でした。



11/24(月)
一杯水避難小屋(6:50)→仙元峠(7:50)→蕎麦粒山(8:05/8:20)→日向沢ノ峰(9:00/9:10)→長尾ノ丸(11:15)→槙ノ尾山(11:45)→棒ノ折山(12:05/12:45)→さわらびの湯(14:20)
<天候:霧・曇り、時々晴れ>

 今日も予定より出発が遅くなってしまった。明け方は景色も望めていたが、出発するころには濃霧に包まれてしまった。出発してすぐの所にある水場は、ホースが引かれているものの流れている感じが全くしないが、この時期でなければ水が出ているのだろうか。仙元峠までは、昨日と違い尾根上を忠実にたどるようにルートが付いている。霧で何も見えないが、晴れていれば秩父側の景色の変化を楽しみながら歩けるのだろうかと想像しながら進む。1時間少々で蕎麦粒山に到着し小休止。

蕎麦粒山から棒ノ折山分岐までは、防火帯の切り開きになっている。日向沢の峰手前の分岐で川苔山方面との道を分けると、とたんに道が細くなり、落ち葉の積もった急坂も何カ所かあり気が抜けない。似たような地形の場所が多くて、自分たちがコースのどの辺にいるのか同定するのが難しい。いくつかにせピークに騙されながら長尾ノ丸、槙ノ尾山と経由して、ようやく棒ノ折山に到着した。これで都県境尾根の主たる部分が踏破できた。予定では下山してから昼食をと思っていたが、時間的にお昼になってしまったので昼食を兼ねてゆっくりしてから下山した。下山地のさわらびの湯で汗を流した後、飯能行きのバスに乗り帰路に就いた。    (11/23・24木村記)