熊谷トレッキング同人 国内山行記録
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ぽかぽか陽気のわらび山ハイク

アルバム  


山  域:埼玉県飯能市 旧名栗村 蕨山(1044m) 
期  日:2014年2月1日(土)晴
参 加 者:CL駒崎、新井 浩(会計)、木村(装備)、高橋 仁 (記録)





行動記録:熊谷(5:30)=東松山(6:00)=さわらびの湯P(7:40)=バス(7:51発)=名郷(8:10)→林道終点登山口(8:30)→支稜線(9:10)→蕨山(昼食)(10:30/11:50)→藤棚山(12:10)→大ヨケノ頭(12:45)→小ヨケノ頭(13:00)→金毘羅神社(13:40)→さわらびの湯(入浴)(14:25/16:00)=東松山=熊谷(18:00)


「2月初めに日帰り山行を」という誘いがあり、あれこれの候補から蕨山に落ち着いた。名郷〜蕨山〜さわらびの湯の縦走コースを歩くので、旧栗名村のさわらびの湯駐車場に車を止め、路線バスで名郷の登山口に着く。沢沿いの林道を20分ほど歩くと終点が登山道入り口。間伐と枝打ちの手入れがされて明るい植林を登る。蕨山から大場戸へ伸びる支稜線上に出ると、武川岳、大持山、鳥首峠が、そして鳥首峠下の白岩石灰岩採掘場が白く見える。雑木の支稜を登り、左(東)側が切れ落ちた展望のきく岩場で休憩。(先月遭難遺体が発見されたのは、もしかしてこのあたりかも?)伊豆ヶ岳から子ノ権現の山並みが近くに見える。ここからいよいよ蕨山への急登が始まる。つややかな木肌のリョウブとシャラの多い道だ。北側なので900m辺りからは雪が残っていて、溶けて再氷結した所は滑って危ない。軽アイゼンを使うほどでもないので、凍った部分を避けて慎重に登る。蕨山最高点(1,044m)は有間山分岐点から巻いて、展望台(蕨山山頂:1,033m)に到着した。展望が良く、北側は大持山、武甲山、武川岳、伊豆ヶ岳が近くに、その遠方に関八州見晴台、刈場坂峠、丸山が、さらに奥には堂平山まで望める。南側は大岳山をはじめとする奥多摩の山並みが見える。日光や赤城はかすんで見えないが、なかなかの展望を楽しんだ。少し早いが昼食にする。鳥鍋風野菜汁の後にラーメンを追加して二度楽しむ(?)と云う昼飯を食べ、地図を広げて山座同定を談義して1時間20分をゆったり贅沢に過ごした。


下りはさわらびの湯に向かって、だらだら長い尾根をのんびりと下る。防火帯なのだろうか、切り開かれて明るい、雑木から間伐された植林へと続く気持ちの良い道だ。春には道端の大きなアセビの木が白い花を咲かすだろう。時々名栗湖(有間ダム)が垣間見える。まるで4月の春山を歩いている様なぽかぽか陽気に眠気を誘われる。大ヨケノ頭と金毘羅神社奥の院で休憩を取る。奥の院は廃社になっていて、石碑と礎石の上に石の祠が置いてある。敷地が結構広いので往時は立派な神社だったろうと勝手に想像する。尾根から東の沢に大きく迂回して龍泉寺の墓地の前を抜け、さわらびの湯に到着。温泉で汗と疲れを流して帰路に着く。(高橋仁)