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雨飾山・雨飾高原キャンプ場


【個人山行記録】

山域山名:雨飾山・鎌池
日付期日:2015年7月4日(土)
参 加 者:菅谷、他1名(会員外)
行動記録:
雨飾高原キャンプ場P(11:20)→ブナ平(12:04) →荒菅沢(12:35/12:47) →笹平(13:58/14:00)→雨飾山(14:17/15:12) →笹平(15:27) →荒菅沢(16:10) →ブナ平(16:40) →雨飾高原キャンプ場P(17:17)

〈天候:晴後曇〉

 以前から気になっていた夏の雨飾山。梅雨時期なので、のんびり温泉旅行のつもりで妻と二人で小谷温泉まで行きましたが、天気が落ち着いてきたので、登り始めるには遅い時間でしたが思い切って頂上まで行ってきました。下山後は雨飾荘にお世話になり、温泉と美味しい食事を楽しみました。翌朝、鎌池をのんびり散策して早めに帰宅しました。

 登山口の雨飾高原キャンプ場Pに着いたのは、雨が止んでしばらく経った11時ごろ。既に駐車場は満車で、道路の路肩にも駐車してある状況。下山してきた数人の登山者が、汚れた登山靴とレインウェアを洗っている。あの雨の中登ってきたのか。運よく一台分空いたので、車を止めて急いで出発。まずは整備の整った木道歩き。時折雨飾山の稜線が雲の合間から見え隠れする。熊鈴を鳴らしながら、ブナ平からは雨でグチャグチャの登山道を滑らないように登る。すれ違う下山者は、髪の毛から足元までびっしょり濡れているようだ。できれば雨の日の登山は避けたい。そんな中、足元ではかわいい高山植物が雨粒を楽しむように輝いている。のんきに花見を楽しみながら進んでいると、あっという間に荒菅沢に到着。雪渓で涼しいが、ブヨの大群に遭遇。この先終始悩まされることになる。数年前の飯豊山石転び沢程ではないが、顔に虫除けネットをかぶり、手で振り払いながら進む。笹平まで急登だが、森林限界を越えると簡単な岩場も現れ、ぬかるんだ登山道は終わる。あいにく曇で景色は良くないが、足下の切れ落ちた荒菅沢は見ることが出来る。笹平からは穏やかな稜線歩き。ここにも高山植物がたくさんある。頂上直下はまた急登だが、ひと登りで双耳峰の頂に立つことが出来る。好天の夏山登山は嬉しい。頂上でのんびりお弁当が食べられるからだ。暗くなる前に急いで往路を戻り、無事に登山口の雨飾高原キャンプ場駐車場に到着。トイレや水場も整っているので、テントを張っている登山者の姿もあった。残念ながら、私のソフトバンクの携帯は電波が届かず役に立たなかった。

 翌日、ブナの原生林に覆われた鎌池を一周散策した。湖面は青く深い。まるで時間が止まったような森の湖に、悠々と泳ぐ魚が目につく。フナやマス、コイらしい。何故か人影を怖がらないのが不思議だ。のんびり歩いて、一時間もかからずに駐車場に戻った。