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火打山




火打山(2462m)一泊登山

期日:2015年8月22日(土)、23日(日)
参加者:CL新井勇、SL軽石、相澤、白根、須藤俊、豊島、輪湖、杉山、赤坂、大嶋(計10名)

●22日の行動記録 熊谷駅出発(6:00)→笹ヶ峰駐車場着(9:40)出発(10:10)黒沢出会い(11:15)→12曲(12:10)→1970m(13:30)出発(13:45)→富士見平(14:00)→高谷池ヒュッテ(15:00)

 予定のHさんにアクシデントがあり30分遅れで10名(花園ICで輪湖さんをピックアップ)、3台に分乗し熊谷を出発。途中で買い物、休憩を経て空模様に一喜一憂しながら登山口の笹ヶ峰駐車場(1310m)に到着。予報通り小雨が降りだしたこともあり雨具着用(熟練者は傘)で出発。整備された緩やかな木道をのんびり歩き黒沢出会(1580m)に到着し小休止。沢を渡るといよいよ急な登り角が12連続する12曲、更に続く急坂を雨具をつけて登るのはつらい。足元は泥だらけ、雨具内は汗でびっしょり。多汗は体力を消耗する事を再認識。熟練者はその中を傘をさしながら登っている。流石です。やっとの思い出で12曲表示地点に到着。小休止の中夫々、エネルギー補給。それから尾根筋を進み1970m位の地点で昼食休憩。歩き出して間もなく分岐の富士見平(2065m)を通過し根曲がり竹に気をつけながら巻き道を更に進むと目の高さに三角屋根の高谷池ヒュッテ(2110m)が見える。ゴールが見えまた平坦である事から元気を取り戻し、コースタイムを大幅にオーバーしたが無事到着。

 2階に各自1組寝具を割り当てられ安堵。5時15分の夕食まで1階の食堂で歓談。夕食はカレーとハヤシライスのセルフ。美味しく盛替えた者多。窓越にはいつの間にか上弦の月が美しく光っており明日に期待を持ったがそれも一瞬で雲に隠れてしまった。7時から火打の四季、植物のビデオがあり観賞、終了後床につく。私は11時半ごろに目が覚めトイレに行く。そこの窓から見上げると満天の星、流れ星も見える・・。これだけでここまで来た価値があると感激、しばし見とれる。


●23日の行動記録 ヒュッテ出発(6:00)→天狗の庭(6:30)→ライチョウ平(7:12)→火打山(8:12)出発(8:25)→ライチョウ平(8:55)→ヒュッテ着(9:55)出発(10:35)→富士見平(11:30)→12曲(12:30)→黒沢出会い(13:10)→駐車場(14:05)

 5時15分からの中華の朝食。6時出発。昨夜の星空が期待させた空模様では無いが小屋に掲示されていた「だんだん良くなる」との予報を信じスパッツだけ付け、全荷物を背負って出発。小屋前の高谷池池塘、天狗の庭と呼ばれる池塘の周りにはハクサンコザクラ、コウメバナソウ,リンドウ等が目に入る。コンパクトであるが密度は濃い。天狗の庭越しに見えるヒュッテはまるで絵葉書、カメラに収める。山頂は見えないが明るく期待を持って歩を進める。沢筋の残雪の白、ナナカマドの赤い実、群生するトリカブトの紫、コケモモの可愛い赤等を楽しみながらライチョウ平で小休止の後木道の連なる急坂を登りきり火打山頂(2462m)に到着。しかしガスで眺望はきかず。青空もチョコット顔を見せるがまた灰色に覆われる。しばらく好転しないと判断し記念撮影の後、下山開始。のんびり下る。

9時55分にヒュッテに帰着。前庭に設置のテーブルで早い昼食。お茶を飲みながら各自持参した物を食べる。相変わらず眺望はきかず。小雨が降りだした中、雨具をつける人、予報を信じる人夫々で出発。富士見平手前で太陽が顔を出す中、快調に下る。12曲の表示を過ぎると「えっ!昨日こんな急な所を登ってきたの」と驚くような坂が続く。足元は悪いが雨具もつけていない事もあり余裕を持って下る。ブナやダケカンバの大木が目に入る。やがて沢音が聞こえると間もなく黒沢出会いに着き、休憩。駐車場に向かって木道を進む。登り時は気にならなかったが滑り止めの横木のピッチが歩幅に会わず、皆さん何か言いながら歩くうちに駐車場に到着。と同時に雨が降り出した。結局火打山を見る事はかなわなかったが色々勉強になった山行であった。

妙高高原IC近くの池の平日帰り温泉(ランドマーク妙高高原)で汗を流し東部湯の丸SAで精算、解散式を行い、各車帰途につく。我々の車は熊谷駅に7時20分に無事到着した。

皆さん、お世話様でした。

PS.  Hさんが一日も早く元気になられることをご祈念申し上げます。(須藤記)