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鳳凰三山

アルバム  


山域山名:鳳凰三山(山梨県)
期  日:2015年8月22日(土)
参 加 者:新井浩、駒崎
行動記録:駐車場(5:10)→青木鉱泉1090m(5:24)→中道登山道入り口(6:35)→
御座石(10:11)→薬師岳2780m(11:39)→観音岳2840.4m(13:15)→地蔵岳(14:46)→鳳凰小屋(15:25)→(ドンドコ沢コース)→五色滝(16:20)→白糸滝(16:47)→駐車場(20:00)
<天候:晴れ時々曇り>
 初め猫又山を計画しましたが、北陸の天気が悪い為、以前よりホウオウシャジンが見たいと思っていたので変更しました。今回は青木鉱泉より中道コースで登り三山を越えてドンドコ沢コースで下り鉱泉へ戻るルートです。
 前夜泊して出発する。中道コースは地図では青木鉱泉から車道を戻って橋を渡り林道を登る。一度鉱泉に行く。そこに案内標識があり、ここからでも行けるような標示、矢印が中道コースを示す方に進む。(この矢印の方向の見間違いは下山後わかる)キャンプ地を抜け登山道にはいる。地図の案内板があり現在地を確認。ここで沢を渡るようだが沢方向は道が途切れているようなので、ドンドコ沢を進む。堰堤のある崩壊跡のある広い川原へでる。このまま左岸を進むとドンドコ沢コースを進むことになる。沢の向こう岸にある尾根が中道コースと確定でき、沢幅狭く水量は少ない為、沢を渡ることにする。今回も私は片足を沢に入れてぬれる。
右岸の林道からの尾根に登る道を探すが見つからず、一度林道を下りることにする。しばらくすると下からの林道にぶつかり薬師岳への標示をみつける(6:11)。林道の中はマルバタケブキの群落が見事。しばらく行くと壊れた小屋近くに中道登山道の標識がある。
ここから尾根に上がる。初め笹の生い茂るカラマツ林をジグザクに登り、次はきのこが生えている苔むした原生林、御座石を過ぎるとサルオガセが目立つようになり石楠花の道になる。その上は開けてきて白い花崗岩の岩が表れ、薬師岳頂上。
白いザラ地にはタカネビランジがあちらこちらに、咲き終わっている株がほとんどだが観音岳の間の白い斜面にコマクサの群落の様に咲いている。そして、岩の間に隠れるように咲いている初めて見るホウオウシャジンに感激。ここでA氏は眠気で足取りが遅かった為昼寝休憩をとる。(天気は雲が多いながら晴れ、安定している)時間は予定より大分オーバーしていたが、花を見ながら観音岳、地蔵岳下を通過、鳳凰小屋に下りる。小屋の周りはヤナギランがきれい。多くの人で賑やか。
ここの時点で下山は19時過ぎになると覚悟して下る。雲無く良い天気、途中明るいうちに食料を補給し、ヘッドランプを用意する。急な歩きにくい下りを過ぎて、なだらかになった頃、暗くなり始め、早めにヘッドランプをつける。夜の行動は久しぶり、月が出ている。ゆっくり回りを見ながら進み、標識を確認し無事に下りる。
予定より行動時間がかかった事は反省だが、鳳凰三山固有の植生が良くわかった山行になりました。                           (駒崎記)