熊谷トレッキング同人 国内山行記録
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岩菅山


山域:長野県志賀高原・岩菅山
日 程 平成27年10月25日(日)
参加者 CL大嶋、SL軽石、白根、相澤、高橋仁、黒沢、豊島、赤坂

記 録 志賀高原、高天原スキー場P8:20〜8:55--リフト--9:05頂上駅9:15〜寺子屋峰9:58/
10:08〜金山沢の頭10:25〜ノッキリ11:47/12:00〜岩菅山12:40/13:20〜ノッキリ
    13:45〜沢手前14:30/14:35〜アライタ沢14:50〜一の瀬スキー場〜高天原P16:20

 前夜の低気圧の通過と強風で今秋一番の寒い朝になった。志賀高原高天原スキー場前は冷たい風が吹きつけ、早い雲の流れの切れ間に少しだけ陽が差す。二日前にリーダーから冬の装備をとメールがあり的確な指示と感じ、身支度を済ます。発哺温泉ゴンドラの運休を受けてリフトで上まで行くことにしたものである。9時前にようやく動き出し東舘山頂駅直下に着くとそこはまさにマイナス10°の世界だ。山頂駅まで登ってから一旦下りとなり緩やかに登り返すと寺子屋スキー場の中に道が続いている。樹林帯に入ると風は気にならなくなり体も暖かくなってきたが、樹木には霧氷が張り付き笹の葉の雪は融けそうにない。滑るほどではないが道にも雪が増えてきた。このように寒いと私の右手の中指は血行が悪いのですぐに感覚が無くなってくる。この時も中指をさすりながら歩いた。

 金山沢の頭を過ぎるとアップダウンを繰り返す。時折展望が開けると同じような標高の東の山並みに一見山桜の満開かと見間違うほどの霧氷が遠望できる。岩菅山がだんだんとせまってくると下りになりノッキリの分岐に着いた。先ほど行き交った女性のグループは我々と逆に一の瀬から来た由。ここからの下りの雪道に少し不安がよぎる。ここから山頂までは急坂になった。二百数十mの高度差より大きく感じるのは自分の足が衰えたからに他ならない。皆に遅れてようやく雪の頂上に着きほっとした。ここには避難小屋があるので、こういう寒い日はありがたい。簡単昼食を済ませ急ぎ下山することにした。もう一時を大きく過ぎている。まだ、3時間はかかるのだ。ノッキリからは西側に下る。幸い緩やかな道が続くので雪もさほど心配はいらないようだ。中間点を過ぎると今度は階段状になった。沢に近づくにつれ段差も大きくなって、すでに足痛の私はさらに遅れることになった。下りきったところがアライタ沢で橋を渡ると小さな沢沿いに延々90分も歩かなければならない。ため息をつきながらも平坦な草付きの道を行くのだが全くスピードが上がらぬ。30分も経ったころKさんから電話がきて、待ってるので一緒に歩きましょうと言ってくれた。Aさんもいてくれて、遅れてる私を心配してくれたのだ。ありがたい。

 そこからなおも数十分懸命に足を使った。国道近くの広いスキー場に出たときは内心安堵した。Sさんも待っててくれリーダーに迎えを頼むという。おかげで最後は楽をさせてもらいました。駐車場に戻った頃はすでに4時半で、閑散としたスキーリゾートは陽も陰って急に寒くなり、急ぎ帰路に着くことにした。今日のように行動時間が7時間を超えるような行程だとどうも足痛を起こすパターンが続いてる。特に最後は大きく遅れてご迷惑をかけました。みなさんご協力ありがとうございました。(軽石記)