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刈羽三山(八石・黒姫・米山)と八海山


【個人山行記録】


刈羽三山(八石・黒姫・米山)と八海山

高橋仁(単独行)            

目的:刈羽三山を巡り、日本海の夕日と日の出を眺め、帰りに八海山に登る。
山域:新潟県・小国八石山(518m)、刈羽黒姫山(839.5m)、米山(992.6m)、八海山(1778m)
期日:2015年6月10日、11日

 子供の頃から見聞きした三つの山が「刈羽三山」と称されるとは最近知った。日帰りでと思ったが、米山山頂で夕日と日の出を見たいので、好天日を狙って避難小屋泊りにした。二日目は「ゆっくり下山して温泉」の予定を変更して八海山に登って帰る。


6月10日(水)(晴れ)
熊谷5:15=小千谷IC8:00=R291=石川峠=登山口(ステーキハウス)8:40/8:52→上八石山9:35→なた池9:50→上八石山→中八石山(小国八石)10:20/10:30→登山口11:05=じょんのび村(昼食)11:35/12:15=黒姫登山口12:35→黒姫山13:27/13:53→登山口14:17=米山水野登山口16:02/16:10→米山16:55(避難小屋泊)                                                                      
◎八石山は柏崎と長岡の境界を南北に連なり、上八石・中八石(小国八石)・下八石(南条八石)の三つの山頂を持つ。地元ハイカーで賑わうが、この日は誰にも会わない。ブナと朴(ホウ)の木が多く、山法師が山のあちこちを白く染めている(黒姫、米山も同様)。花の終わったイワウチワ、イワカガミなどがあちこちに。寄り道をしたナタ池でモリアオガエルの卵のふ化を観察。山頂の展望は抜群。
◎黒姫山は黒姫川に沿って集落の棚田を登り、終点が登山口。ブナと朴の日陰は涼しい。山法師のすがすがしい白い花(苞)が眼を楽しませ、シラネアオイやイワカガミ、ヤマツツジも咲いている。山頂展望抜群。八石と黒姫では、ワラビをたくさん収穫した。
◎米山登山口は水野林道終点。妙高、火打、焼山の眺めが素晴らしい。途中の池でもモリアオガエルの卵を観察。山頂には米山薬師(日本三大薬師)、その下の避難小屋は50人が楽に泊れそうな立派な二階屋。居合わせた地元ハイカーと二人だけで、ワインを飲みながら日没を待つ。北から西に米山海岸、佐渡ヶ島、柿崎海岸、そして残雪の焼山、火打、妙高が近く見える。さらに南から東に鍋倉、鳥甲、苗場、巻機、八海、駒、未丈、浅草、守門が。7時頃から夕焼けが始まり、10分位で海に沈む。その後も空が赤く染まっている。地元ハイカーは下山し、一人夕飯をすませ、米山と柿崎の夜景を楽しんで一日が終わる。


6月11日(木)(晴れ)
米山山頂5:40→登山口6:17/6:25=小千谷IC=六日町IC=(広掘川原駐車場8:35→林道終点往復→駐車場9:25)=山口駐車場9:40/9:50→千本槍小屋13:10→う回路→大日岳先14:20→入道岳14:35→分岐14:45→登山口16:25→六日町IC17:00=熊谷19:30
◎小屋の窓が赤くなって目が覚める。まだ3時だ。空が赤く染まり、佐渡ヶ島にも赤みが差してくる。やがて未丈ヶ岳からご来光だ。素敵な景色を堪能したら朝食を済ませて下山。もう一度、紅葉か晩秋の好天の日に登って見たい。今日は早く下山して八海山に登って帰ろう。
◎八海山は間違えて広堀川原に入ってしまい、一時間のロス。山口に戻って屏風道コースを登る。ゆるい登りから雪渓のトラバースを過ぎると、残りの高度差1,000mは鎖の連続をただひたすらよじ登る。千本槍小屋に着いた時はもう戦意喪失。八ッ峰は、う回路を使って入道岳へ。帰りは新開道を使って下る。マップのタイムの半分位で歩いたので、さすがに疲れたが、雪の消えたばかりの場所は、タムシバ、マンサク、ムラサキヤシオ、ムシカリ、イワカガミ、イワウチワ、カタクリなど種類が多くて癒やされる。(仁)