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御座山

アルバム  


目的:佐久の名山・御座山の展望を楽しむ
山域:長野県・御座山(おぐらさん・2.112m)

日程:2015年6月1日(月)
参加者
L並木、高橋仁(記録)
行 程 
熊谷駅南口5:30=北相木村白岩登山口P7:50/8:05 →1.810m見晴台9:30/9:35→1.992m前衛峰10:20/10:35 →山頂11:30/12:50 →1.992m前衛峰13:25 →1.810m見晴13:50 →登山口P14:45/15:00 →熊谷17:30

長期予報が雨だったので計画を1日伸ばして実行した。平日で道路が空いていて予定より早く登山口に到着。標高1.450mの登山口まで高原野菜の畑と作業道が入っている。マップには「マイカーは自粛」と書いてあるが、平日で車はいないので、ここを登らせてもらう。Pには長野県の車が一台だけ。唐松林の下草は草ソテツみたいなシダが一面に群生している。うるさいほどの春蝉の声を聞きながら、つづら折りの急斜面を登り尾根に取りつく。この尾根は山頂まで南へ南へと続く長い尾根だ。唐松から白樺やダケカンバ、楢、リョウブなどに混じってヤマツツジの花がちらほらと出てくる。ミツバツツジはすでに終わりだ。

西側が開けた見晴台には1.750mと記したプレートがあり、手書きで「1.800mです」と書き加えてある。やがて栂の原生林や石楠花が密生してトンネル様の道になるが、最盛期は過ぎて、花数も少なく少し期待はずれ。それでも淡いピンクや清楚な白い花に慰められながら急坂を登る。1.997m前衛峰から一旦下り、登り直すと避難小屋に出た。新しくきれいな小屋で20人くらいは楽に泊れそうだ。小屋のすぐ先はゴツゴツと岩場が続き一番奥が2.112mの山頂だ。信州特有の黒い串団子に白い文字を入れた様な山頂標柱が立っている。足元にはあちらこちらにイワカガミが咲いている。

写真を撮り、昼食を食べ、コーヒーを飲みながら、並木さんと二人で山座同定。南東の秩父方面が樹木で見えないだけで、ほぼ全方向が眺望できる。南に奥秩父の甲武信ヶ岳、国師ヶ岳、金峰山、小川山、瑞牆山など、西の八ヶ岳は雲に隠れて裾野だけ、北に四方原山、茂来山、荒船(経塚山)から西上州の鹿岳、赤久縄山、オドケ山、西・東御荷鉾山、東に諏訪山、帳付山、両神山などが確認できた。浅間山や南アルプス、富士山は残念ながら見えなかった。

気がつくと1時間以上も経っていた。帰りは往路を軽快に歩き、一気に登山口まで下る。ずっと樹林の中なので、涼しく歩きやすいコースだった。(高橋仁)