熊谷トレッキング同人 国内山行記録
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大平山

アルバム  

山域 大平山
日時 2015年3/21(土)
参加者 新井浩 駒崎
行動記録
浦山大日堂P(7:45)→福寿草自生地(10:35/11:00)→大平山(12:30/13:40)→大ドッケ(15:20)→大日堂P(17:30)

<霧雨のち霙のち晴れ>
 大ドッケの福寿草がそろそろ見頃になるかと思い行ってきました。最近はネットで紹介されていて、多くの人が入っているようです。
 5〜6台おける駐車場は先客2台でほっとする。午前中は晴れ間があると予想していたが、雨が少しあたるので雨具を着ての出発となる。一度来たことがあるのでエアリア上に登山道は無いが問題なく行けます。橋を渡り、集落を抜けて61号鉄塔標識のところを上がっていきます。杉の植林をしばらく歩くと廃墟が現れます。さらに鹿避けネット沿いに進み、ザレタ斜面をトラバースして沢に入ります。昨年の大雪の影響か、以前より登山道は荒れています。沢の水量は少ないが苔むした石がゴロゴロしていて、残雪、倒木もあり、歩きにくいです。傾斜が緩んでくると現れてきました。福寿草の花園です。
 それまで冬色、茶色の世界だったのが、ここだけが少し緑が入った黄色に覆われています。でも見頃の時期ですが、花はつぼんだままです。日にあたらないと開かないのです。空はどんよりしていて、雨も止みそうにない。後から何組かのパーティーも来て混雑してきたので、少し写真に収めて、太平山を目指すことにする。
 沢を登り尾根に出ます。道はなく、枯れた鈴竹と落ち葉の急な斜面を音を立てながら踏みしめ、ジグザグに登っていくのは、まるでスキーのシール登行のようです。尾根に出て尾根沿いに進む。初めは狭く、残雪はまばら、尾根が広くなり凍った斜面を緩やかに登ると直ぐ脇に地図にない林道が現れ、広いブナ林に出ます。地面は雪で覆いつくされ、霧雨は細かい霙に変わり、風はないですがガスってきて真冬状態です。残雪は緩んでいてやわらかく踏み跡がないので、はまります。ワカンが欲しくなります。赤いテープは少しありますがGPSでも確認しながら進み山頂到着。じっとしていると寒くなるので防寒して、カレーうどんを食べてあたたまり、下山します。
 後からきたのは酉谷小屋へ行くという単独の方と二人組だけでした。下山はお花畑から上がった稜線まで戻り、そこから独標、大ドッケ、61号鉄塔を目的地にして尾根を下ります。独標あたりから急速に天気は良くなり快晴、標識といえるものは、独標に小さな古いのがあったくらいで赤テープもなし。良い機会なのでコンパスと地図で進むことにする。地形、発生尾根を確認しながら、出発点の橋にぴったり下りることが出来ました。
 花は開いてなくて残念でしたが、地図読みをしながらしっかり歩けて良い山行でした。
                             (駒崎記)