日 時 2006年 4月16日(日)
天 候 曇りのち晴
参加者 L 浅見 SL 吉田、栗原
栃原、森川、馬場、堀、川辺、八木、逸見、木村、新井、石川、駒崎、宮田
白根(写真撮影)
行 程 熊谷市役所7:00集合〜熊谷駅南口7:20〜荒川大橋写真撮影7:35/7:48〜
野鳥の森公園トイレ休憩8:30/8:42〜大麻生駅南通過9:18〜押切橋下通過9:30〜
熊谷養護学校南西花桃の木の下で休憩9:44/9:57〜菅沼天神グランドトイレ休憩
10:33/10:40 〜渡辺商工前通過11:02 〜川本中学校前通過11:06〜
六堰ダム北東通過11:33〜 黒田公園にて昼食11:53/12:25〜 第一石産前通過
12:44〜 国道140号線に出る13:14〜 玉淀大橋入口13:33〜
かわせみ河原バーベキュー13:45/16:15〜寄居駅16:55
寄居駅発17:19=熊谷駅着17:49
特製アルバム(見てね)
会の発足10周年を記念して、荒川を源流の甲武信岳まで潮る企画が、予定どおり4月16日にスタートした。第一回は寄居までの20数キロ、荒川の北側、左岸を行く。
16日の天気は、予報では何日も前からこの日だけが雨となっていて、前夜になっても予報に変化はなかった。 当日は参加者はみんな傘のお世話になることを覚悟して集まってきた。ところが、誰の心掛けがよかったのか、はたまた参加者全員がよかったのか、雨は降らず昼前には晴天となった。おまけに気温が低めで、歩く身には寒からずほとんど汗をかくこともなく、最適の条件だったと言える。
隊は、まず熊谷市役所7時出発が3人、熊谷駅で8人が加わって桜が咲き残る荒川土手のコースに入り、荒川大橋で3人を加えて総勢14名となった。
大橋のたもとの土手では写真撮影のみ参加のSさんが三脚を構えて待っており、ここで全員行事スタートの写真に収まる。
ここから寄居まで、道は遠いが無理のないぺースで、草が芽吹き春の花が咲き始めた土手歩きを進めて行く。残り桜があちこちにあり、新芽の出始めた木々がきれいだったりで、まわりの景色が目を楽しませてくれる。曇り空であるが秩父方面の山々が見え、両神山が高い。もうひとつの記念行事、「熊谷から見える山」も意識して山々を確認しながら歩いた。
コースはYさんとKさんが事前に下見してあり、安心してついて行けばいい。トイレヘの立ち寄り場所など的確である。広瀬の野鳥の森では土手を離れ、森の中のコースを心地よく歩いた。土手に戻りまだ暫く熊谷市内が続くが、市内の人でもこのあたりを歩くのは初めてで、初体験を味わった人が多かったようだ。
大麻生あたりは土手の北側を秩父鉄道が平行して走るが、ここで大休止。熊谷駅南口を出発して2時間20分になる。土手のすぐ下の大きな満開のハナモモが印象的だった。電車を見送る場面もあったが、日曜日に走るSLは、線路が少し遠くなり列になって残る黒い煙が見えただけだった。
川本に入る頃には上空も明るくなり、やがて晴れ間も広がって、全員快調に歩き続ける。コースからは河原のグランドや途中の中学校からの元気な声が聞こえてきたり、沿線の家々の花がほほえんでいたり、その匂いから牛の飼育をしているのはどこかなと目で探してみたりと、それなりに変化に富んだ行程だった。時には車に気を使いながら旧国道を歩き、時々荒川の流れが見える場所も登場してくる。外秩父の連山もすこし姿を変えて近づいてきた。
花園の黒田という地区のあたり、ぼちぼち12時で、明るい広い芝生のある小公園で大きな車座になって昼食。青空のもと、気温は低めで暖かい春の陽ざしが心地よい。腹ごしらえができてまた西へ向かって歩き出した。関越自動車道の下をくぐりだいぶ疲れてきた頃、やがて対岸に川の博物館の大きな水車が見えてくる。このすぐ上流側の河原がキャンプ場で、ここが一応の目的地。Tさんが焼き肉やトン汁の用意をして待っている手筈である。ここへ行くにはコの字型に遠回りになる玉淀大橋を渡る道になり、熊谷から7時間弱、14時少し前に到着。Tさんは奥さん、子供さんと、家族総出で準備を始めていた。歩き終えた14名は石ころだらけの河原に足を投げ出し、達成感に満足しながらまずはビールで乾杯。春の陽射しいっぱいの広い河原で気分は最高。たっぷり時間をかけて飲食を楽しんだ。
但し、まだ寄居駅までの歩行が残っている。16時すぎ、意を決して最後の歩きに入った。さっき渡った大橋を渡りかえすとあとは街の中。途中から2人は東上線の玉淀駅に向かい、12名は17時寄居駅に到着。心地好い疲れを残してこの日の全行程を終えた。 (以上 新井記)
会の10周年記念事業の一環として熊谷から荒川の源流となる甲武信岳へと歩く計画がたてられた。今回は、熊谷駅を出発点とし寄居駅までの荒川の中流区域の一部の水流のおだやかな流域を歩くこととなった。
昔は、荒川は大雨のあとは、毎年のように大洪水氾濫を引きおこす、「荒ぶる(大あばれする)川」・荒川の語源となった川である。
久下附近での大改修が行われ、荒ぶれることもなくなり、今では春ともなると桜堤では賑やかに花見が行われる。今日は、桜の花盛りも過ぎ、ひとけも少なく遅咲きの桜がちらほらと、心配された雨も曇り空になり、土手の上を歌碑のあるもう一つの待ち合わせ場所荒川大橋へと歩く。
高橋さんは連絡不充分で欠席、駒崎・逸見さんと合流し、記念撮影をする、橋を横切る。緑豊かな熊谷ゴルフクラブ、子供たちの声が響く大麻生公園、グランドでは野球をしている。野鳥の森周辺は植物の宝庫、森の小径を辿る、ムラサキケマン草の赤紫の花が今が盛りとあたりを彩る、自然の林は心なごむ。
熊谷大橋の下を抜けると大麻生ゴルフ場、右手前方には渡辺崋山が描いた山門の天井絵、カタクリ、キスゲ等有名な三ヶ尻の観音山(龍泉寺)、また、正福寺も望める。この辺りから深谷地区となる。しばらく土手沿いに歩く、紅白の花の咲く木の下で休憩をとる。家並みの彼方から汽笛が響き、白い煙が流れている。今日は日曜日、蒸気機関車を走らせているのだろう。
押切橋を抜け、しばらく進むと左手に数羽の鴨が泳いでいる。このあたりが、冬には沢山の鳥たちで賑わう旧川本町の白鳥飛来地であろうか。川本中学校まで進む。テニス等の運動している元気な生徒達、対岸には川本高校の建物が見え、のどかな景色である。川幅が広くなり落差のある豊かな水の流れの六堰ダム、護岸工事中である。川沿い、農道、140号を出たり、入ったりしながら途中、黒田の小さな公園で昼食をとる。やがて「さいたま川の博物館」の大きな水車が見えてきた。玉淀大橋を左折するとかわせみ河原だ。杤原さん家族がバーべ一キューの支度をし、迎えて下さった。沢山のメニューに感激しながらおいしくいただいた。特に二人のお子さんの明るく遊ぶ姿に元気をもらいました。(以上 堀記)
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