国内山行記録    熊谷トレッキング同人

初冬の五竜岳

期日 2000/11/23〜25
        

参加者 宮田、安藤、青木、福田、中野、石川(記)
                          
23日 熊谷5:00am→五竜遠見8:30
9:45 テレキャビン(ゴンドラ)山頂駅 1515m
10:30 見返り坂
11:33−12:30 小遠見山 2007m
13:11 中遠見山
13:57 大遠見山
14:30 西遠見山手前 2172m  幕営

  快晴無風。山頂駅周辺はうっすらと雪。幕営用具一式を背負い、ゲレンデの斜面を登り始める。地蔵の頭を左にまいて、つづら折れの道を小遠見山までワンピッチ。全員汗びっしょっりになる。360度の展望。鹿島槍岳、五竜岳の雄姿を間近に望む。ここまではスノーハイキングに絶好の行程だ。ここから、遠見尾根を登り下りしながら、幕営地まで。積雪は、20から50cm位か?西遠見尾根の手前、25000分の1地形図で池のしるしのところで幕営。先着に単独行の男性。重い荷物を背負っての行動は、年のせいかひどくこたえた。

24日 6:40 幕営地
7:33 2365m
8:23 五竜山荘 2490m
10:05−10:37 山頂 2814m
13:15−13:50 五竜山荘
14:42 2255m
15:15 幕営地

  4時過ぎに起床。6時の予定がやや遅れて出発。今日も快晴無風。硬くなった雪面をアイゼンを効かせながら進む。白岳への登りへ入ったところで、片斜面のトラバースにやや緊張する。五竜山荘(閉鎖中)前で小休止の後、稜線から徐々に北側にトラバース気味に夏道をたどる。ここまで来ると日本海からの風も出て、体も冷やされる。
  徐々に斜度もきつくなり、一歩一歩慎重に進む。右側に斜面を見下ろせば所々に黒い岩が出ているが、何百メートルもまっすぐと切れ落ちている。硬い雪の上にやわらかい新雪がおおう急斜面のトラバースがなかなか終わらない。われわれより先に出発し、すでに登頂して下りてきた単独行の男性とすれ違う。ピッケルを効かせながら、先行者の付けたキックステップのトレースに助けられ、何とか雪の壁を乗り越える。最後の鎖場は、ペンキのしるし通りに進み、これは楽勝。ほどなくピークに立つことができた。
  近くに鹿島槍、立山、剣、唐松、白馬。遠く槍穂高連峰から富士山まで。しばし、雲ひとつない360度の展望を楽しんだ後、下山にかかる。登り以上に緊張の連続。途中、急斜面で2回ザイルをたらす。登りよりも1時間ほど余計にかかって五竜山荘へ着き、全員ほっとして、お茶をいれて休む。気温の上昇でやわらかくなった雪に足をとられながら、幕営地の戻った。

25日 8:05 幕営地
8:34 大遠見山 
9:15 中遠見山
10:03 小遠見山
11:20 テレキャビン山頂駅

  今日も、快晴。のんびりと朝飯を食い、撤収。下山。3日も好天が続き、充実した初冬の山行となった。