国内山行記録    熊谷トレッキング同人

富士北麓三方分山 2002年新春ハイク

期 日:2002年1月5日(土) 参加者:CL吉田 SL軽石 八木、堀、花森、駒崎  
熊谷市役所発(4:47)〜精進湖畔県営駐車場着(7:12/7:45)〜女坂峠(8:50)〜三方分山(9:45/10:00)〜パノラマ台(11:50/12:30)〜精進湖畔駐車場着(13:25)〜熊谷市役所着(18:03)

 精進湖畔に到着したときには湖上に朝日が昇っていたが、たちまちにして雪が舞い始めた。薄らと積った雪の歩んだ形跡のない山道に入る。20分程登ったあたりで雪も止み薄日も見え隠れしホッとする。熊笹の生い茂る峠道を辿ると、やがて女峠の平地。ここには句碑、首のない石地蔵が3体?鎮座しており哀れを誘う。左へ西進すると急登となる。高度を上げ進むと三方分山の台地に到着。眼下には池のような小さな精進湖。雲に覆われた裾野だけ見える富士山。これからが一番の難所で、急坂に足をとられないように注意し下る。  この辺りはどの山も落葉樹林帯。右側にはカラ松林、左手にはブナ林、その中に唯一の色どりはたくさんの蕾をぶら下げた萎えた馬酔木。初夏にもなれば樹木も芽吹き、尾根道には、コウヤボウキ、アジサイ、シモツケ、ツツジ等が咲き競いこの山を彩るであろう。  やがて根子峠、左に下れば精進湖。南に前進すればパノラマ台に至る。ここからはゆったりしたなだらかな道。パノラマ台に着いた時には信じられぬ程暖かく、右眼下に本栖湖、樹海を背に富士山が姿を表わす。アッと言う間もなく視界は零となり、雪は氷の塊となり吹き荒れ豹変する。急いであずまやに逃げ込む。山の恐ろしさを知る。根子峠まで折り返し下山する。  天候は悪かったが、自然に触れ歩くことができストレスも解消され、心身共に壮快となり良い一日が過ごせたことに感謝した。       (堀記)