期日 7月25日(日〉〜26日(月)
参加者 CL新井 高野 八木 堀 白根 並木 川辺 宮崎(会員外)
行程 熊谷市役所発5:35 伊香保IC6:40 野反湖駐車場8:40 登山口発8:55 イカ岩10:15 八間山山頂10:34〜11:30 駐車場1:50 尻焼温泉2:50
・八間山
伊香保インターを出て、六合村へと向かい、野反峠駐車場に着く。ウオ一と歓声があがる。駐車場の片隅にはハクサンフウロ、シモツケ、ホタルプクロ、クガイソウ、イブキトラノオ、ホタルブクロ、アキノキリンソウ、アザミ、コオニユリ、ヤマプキショウマ、ヨヅバシオガマ等いろとりどりの花が咲き、小さなお花畑となっている。眼下には碧い野反湖が一望できる。
道路をへだてた右が登山道となっている。山道は一筋で以外と急登となり、尾根に向かっている人々の姿がみえる。準備をし登り始める。5分程登ると左に折れる。地元の中学生により植えられたコマクサが咲いている。コマクサは風の吹きつける砂礫地を好む。殺風景な山肌に彩りを添えている。古くから薬草(健胃剤、鎮痛剤)として利用され、野生地で絶滅が心配されているといわれている。
あたりは遮るものもない開放的なお花畑でツリガネニンジン、クルマユリ、トモェシオガマ、アヤメ等、笹原の中、白い花をつけたノリウツギが点在する。
しばし登ると平となる。一息ついてまたの登りとなり、だんだんと高度をかせぐ、低木も多くなりウラジロヨウラク、ホツツジ等も咲き、レンゲツツジ、ツツジが咲く季節には美しく山を彩るであろう。一気に登りきると尾根に出る。小さく下り登ると、もう右上が山頂だ。ここにはいくつかのグループでごつた返している。僅かな場所でお茶を沸かしはじめる。アッという間に静かになり、ゆっくり昼食をとることができた。
下山はキャンプ場方面へ。薄暗い樹林帯のなか、先程の人々が食事をしていた。朝から響いていた雷鳴を気にしながら林のなか湖畔西側に到着した。周遊道は、チップが敷き詰められ足にやさしい。両側はお花畑となりヤナギラン等を観賞しらがら歩く。雷鳴も怪しく響きわたり急ぎ足となる。漸く階段を登りきり車上の人となる。
尻焼温泉(関晴館別館)に着いたときには雨になっていた。一風呂浴び、露天風呂を見学した。ここは水着着用とあるが、男性は全裸でした。宿にも清流を眺め乍らの露天風呂もあり湯も豊富でリラックスできた。
・草津白根山
行程 26日 朝食6:40 宿発7:30 本白根山駐車場8:35 9:00白根火山ロープウェー 山頂駅9:35 本白根山遊歩道 最高地点10:15 展望所11:05 鏡池11:35〜12:15 ロープウエー山頂駅1:00 本白根駐車場1:20〜30 熊谷市役所5:00
天候は曇り、日本の名湯・草津温泉街に入る。コンビュビニをさがすために一時停車する。気がつくと、セブンイレブンか車窓に、映し出されている。昼食を用意し、一路、本白根山ヘ。マンション等建ち並ぷリゾート地を通り過ぎ、新緑の中は車は走る。間もなくすると硫黄のにおいが鼻をつく。奇岩、怪石等がゴロゴロし、硫気孔から白い噴煙が吹き出している。この一帯が殺生河原だ・つづら祈りの坂道を左右にゆられながら、やがてレストハウスのある大きな駐車場に辿り着く。
湯釜に向かっている人達の行列もみえ、平日にも関わらずたくさんの人達で賑わっている。登山準備をし、水墨画の世界を思わせる。神秘的な弓池を右に、逢の峰の裾を左に巻く。車道を30分程歩くとロープウェイ山頂駅につく。駅を横ぎりダケカンバの樹林帯の中、整備された木道を登り始めめる。雨がパラつき出し、雨具を着用する。左に鏡池、右には本白根山頂駅方面の分岐点にさしかかる。
足下にゴゼンタチバナ、マイズルソウ、花の終わったミネズオウ、コケモモ、ガンコウランの自生が見られる様になると、あたりは開け大きな爆裂火口原が現れる。以前来た時には火口壁のほんの一部にあったコマクサも、今では地元の中学生、環境庁、営林署などの協力で噴火口一帯に増殖され、高山植物の女王にふさわしく気品に満ち、ヒメシャジンの可憐な紫の花も風に揺れ、実に見事に彩っていた。
道なりに進むと、大きな岩のある展望所の直下に出る。右側を緩やかに登ると本白根山遊歩道最高地点(2150m)に。本白根山の三角点はハイマツの茂る南西側にあり、立ち入り禁止となっている。ここでしばらく休憩する。たくさんのコマクサ、ヒメシャジンが咲き競っている。急に雲が切れ青空がのぞく。尾根道に人々が。噴火口一帯、眼下にはホテルや街並み、遠く近くの山々が一望できた。
元来た分岐点に戻り展望所へと登る。尾根道を辿り、コメツガ、シラビソなどの林の中を進むと右眼下の緑の谷間に不思議な模様の池が見え、そこで食事をする事にした。
俄に霧が舞い降り湖面を白く覆い、雨が降り出したが、食事が終わる頃には霧も晴れ元の姿を現した。この亀甲砂礫の現象は、氷河周辺気候の頃に出来る地下水の凍結と誘拐が、1年のうち半分ほど繰り返されることによって砂礫の撹拌が行われ構造状となると。
なだらかな山道を登り下るとロープウェイ山頂駅に着く。本白根駐車場まではシャトルバスを利用し、熊谷への帰路に就いた。
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