国内山行記録    熊谷トレッキング同人

雲取山から石尾根縦走


山域山名:奥秩父・雲取山、鷹ノ巣山(東京都)
期日:2004年3月27日(土)〜28日(日) 1泊2日
参加者:CL 軽石、新井、木村、白根(計4名)

行動記録:
3月27日(土)
 熊谷(5:38)=東松山IC=青梅IC=奥多摩駐車場(7:00/7:16)→奥多摩駅前(7:26/7:36)=御祭林道終点(8:07/8:14)→黒滝橋(8:32)→塩沢橋(8:51)→休憩(9:13/9:25)→休憩(9:57/10:08)→三条の湯(10:48/11:21)→鍾乳洞分岐(11:46)→休憩(11:55/12:02)→休憩(12:37/12:56)→三条ダルミ(14:22/14:32)→雲取山2017m(15:22/15:35)→雲取山荘(15:55) (泊)

 奥多摩駅前からタクシーに乗り換え、青梅街道を西へ、奥多摩湖もなくなり、丹沢川となり、山梨県丹波山村御祭林道のゲート手前で下車。水道水源林(東京都)の後山林道を新井さん先頭で、ひたすら歩く。ゲートを越えても自家用車は入っていく。
 途中落石の後が、所々にあり、木の葉と小石が音を立てて落ちてくると、一瞬驚く。林道終点付近でパンクしているタイヤをはずしている人に出会う。青岩谷の橋を渡り、整備された登山道へ。秋には紅葉の良いところで景色を眺めているうちに、山のいで湯、三条の湯へ(昔は東京都の水源林管理の作業小屋)。ここで早めの昼食にする。
 小屋の主人が耕耘機に荷台をつけたような二輪車で、トコトコと音を立てながら登って来る。「タクシーで、途中でおろされたよ。」と主人に話すと「昔は後山林道終点まできたが都の林道なので、詳しい事はわからないが、営業車はゲート手前の村道までとなっている様だ」と、それで納得(林道歩き、2時間半はつらい・・・)。
 大きなザックを二人がやってくる。山のいで湯を後に、青岩鍾乳洞分岐から、左に水無尾根へ、高度を増して、雪も深くなり、樹林の中をジグザクに登り始める。
 雲取山頂から石尾根が見えてくる。ようやく三条ダルミに着き、一休み。朝は雲一つない快晴だったが、うっすらと霞がかかった様な中から、富士山が姿を見せる。雲取山の両面の巻き道を行く予定だったが、足跡もなく、安全を見て、急登の山頂へ向かう。
 一段と富士山が大きく、南アルプス、甲武信岳、浅間山等の山々が見事な展望である。
 北の樹林帯を雲取山荘へと下る。

3月28日(日)
 雲取山荘(6:15)→雲取山(6:17/7:06)→小雲取山1937m(7:20)→町営雲取奥多摩小屋(7:41/7:46)→五十人平ヘリポート(7:49)→ブナ坂(8:11)→七ツ石山1757m(8:31/8:47)→七ツ石神社(8:49)→鷹ノ巣避難小屋(10:31/10:36)→鷹ノ巣山1736m(11:10/11:54)→休憩(13:09/13:15)→六ツ石分岐(13:30)→奥多摩駐車場(15:40/15:55)→もえぎの湯(16:05/16:46)→御岳・玉川屋本店(17:15/17:57)=熊谷(19:10)

 5時35分、部屋の窓からご来光を仰ぎ、ザックを整理して、食堂に向かう。朝食後、順番でテルモスに湯をもらう。アイゼンを付け、玄関前で記念写真。山荘に別れを告げ、再度山頂へ出発。すでに十数人登っている。
 私事ですが、中学二年生(昭和27年)の夏休みに、担任の田島先生引率で、三峯神社からテントを交代でかついで、雲取山へ初めての山登りを思い出す。戦後の物資の乏しい時代で、運動靴に普段着で登った。
 いよいよ長丁場の石尾根へ。小雲取山で、富田新道を左に見て、下っていく。町営雲取奥多摩小屋前のベンチで一休み。明るい尾根道を、富士山、大菩薩を眺めながら、フナ坂へ。七ツ石山の急登にかかる。山頂で振り返ると、雲取山避難小屋が眼にはいる。七ツ石神社で、登山の安全を祈願し、高丸山を巻き道から、鷹ノ巣山へ・・・・。奥多摩駅はまだ遠い!  (白根記)