山域山名:西上州、黒滝山
期日:2004年4月25日(日)
参加者:CL石川、高野、山崎、八木、堀、軽石、滝沢、森川、(計8名)
行動記録:熊谷市役所(7:30)→花園インター(8:00)→下仁田インター(8:30)→道の駅(8:43)→上底瀬駐車場(9:10)出発(9:20)→馬ノ背(9:53〜10:00)→見晴台(10:30/10:35)→観音岩(10:55〜11:45)→鷹の巣山(12:27)→上底瀬駐車場(13:00)→熊谷市役所着(17:45)
下仁田インターを出て、道の駅で石川さんと合流し、南牧村・六車・上底瀬へと向かう。車窓からは朝の陽光を受け、新緑のなか、紫、赤、黄の色彩が時々眼にとびこんでくる。ハイキング日よりだ。
準備体操を個々に行い、登山口へと歩く。車道を右に折れ、まもなくすると左に曲がるあたりは、新緑の中、ヤマブキ、足元にはキケマン草と黄色く彩られる。前方には柵の架かった馬の背の尾根が遠くに見える。
舗装道路もやがて狭い山道となる。岩にハシゴが架けられ、窪に石仏が祀られている。ところどろにスミレが咲くつづら折りの坂道も黒滝不動尊と馬の背への分岐点にさしかかる。一休止し、右(南)方に進む。すぐに岩場となり、鉄ハシゴ、鎖、ロープ等がつづく。一番の難所馬の背である。
ここからは両側が切れ落ち、眼下には九十九谷の集落、さきほど通った上底瀬の登山口や、深山を思わせる森の中に不動寺の屋根が見える。素晴らしい展望である。痩せ細った尾根を注意しながら渡る。また、垂直に架けられたハシゴ、大きな岩場を登りきると、ホットする。このあたりに杖が落ちていた。後に先発隊の人たちが杖を落したとの伝言があり、その人たちに途中出会い無事渡すことが出来た。
緩やかな尾根道となり、ときどき小烏のさえずりや、荘厳な鐘の音のひびきに心なごむ。大きな岩や石に足を取られられないよう注意し歩く。すぐ先が見晴台である。北方に鹿岳・妙義山の雄々しい姿が一望でき素晴らしい観景である。それに反して、くずれ落ちたのか顔のない石仏、悲しい姿である。もう一つの岩には石の祠が祀られ一ている。さらに進むと分岐点があり、右は九十九谷方面、左の祠のある方へ、しばし下り、登ると観音岩に着く。
岩の頂きには蓮の花をいただいた石仏、他の岩に祠が祀られている。周辺には、アカヤシオ(紫)、山ツツジ(赤)、マルバアオダモ(白)が彩っていた。また、稲含山、鹿山、みどり岩等が一望できる。お茶、昼食、おいしい果物、菓子等いただく。
暫しの休憩をとり、もと来た分岐に戻り、九十九谷方向に進む。しばらく歩くと展望の良い場所に出る。赤松が聳え奇岩に生える古木、いろとりどりの新緑のなか山桜、ムラサキヤシオ、山ツツジ等、石を積み重ねて造られただんだん畑、山里の集落、九十九谷の風景は絶景である。
鷹ノ巣山を経て下り、途中、薄暗い杉木立のもとエンレイソウの群落があり、咲き誇っていた。上底瀬へ下山し、黒滝不動尊の脇を通り帰路に就いた。 (堀 記)
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