山 域 苗場山
期 日 2004年11月20日(土)
天 候 曇り時々雨または雪、のちに晴れ
参 加 者 CL大嶋、SL豊島、川辺、駒崎(医療)、杤原(記録)
行動記録 熊谷市役所(5:30) == 関越道石打IC降(7:00) == 苗場山3合目駐車場 (8:40/9:05) ・・・ 4合目(9:46) ・・・ 小休止 ・・・ 5合目(10:23) ・・・ 6合目(10:55) ・・・ 7合目(11:22) ・・・ 8合目(11:43) ・・・ 湿原到着(11:53) ・・・ 頂上(12:50/13:30) ・・・ 4合目(15:30/15:40) ・・・ 3合目駐車場 (16:00/16:20) == 小赤沢温泉「楽養館」(16:50/17:40) == 関越道湯沢IC入 == 谷川岳P (19:30/19:45) == 熊谷市役所(21:00)
秘境・秋山郷からの小赤沢コースを辿り、山頂をピストンした。登山道は道標が随所に設置されるなどよく整備されている。しかし生憎の荒天と、六合目からの僅かだが積もった雪は計画した時程からの遅れを生じさせたが同時に、一時雲の間から差し込んだ陽光には、山頂湿原をとても幻想的なものとし、今山行のハイライトとして印象に残っている。
ベース地とした小赤沢コース三合目にある駐車場までは、ほぼ全面舗装された林道が延びている。ここは7,80台は駐車できそうな広さであったが当日は終日、我々の車のみであったようだ。また立派なトイレが設置されていたが、入口が打ち付けられていて使用は出来なかった。天気は今にも降り出しそうなほど、厚い雲がたれ込めていた。
駐車場最奥部から登山道に入り、程なくすると霙混じりの雨となった。降雨と雪解け水とで足下がぬかるみ始めて、大木を輪切りにして敷き詰めた箇所が酷く滑りやすかった。五合目を過ぎる頃には雨も止んだ。笹は雪持し、山靴の跡が雪面に残る程度の雪景色となった。
七、八合目はクサリ場もある急登であったが、ここを慎重に進むと山頂湿原の西方の一角に出た。ガスで見晴らしはきかず風もある。もう一枚着込んで、敷設された木道を山頂目指した。細かい雪が吹き付ける中を山頂に達すると、すぐに傍らの山小屋「遊仙閣」を覗いてみた。玄関部分が開放されていたので、そこで昼食を取らせて貰った。置いてある寒暖計は−2℃を指していた。ちなみにもう一つの山頂小屋「山頂ヒュッテ」は、どこも開放されていなかった。
復路、山頂湿原地帯を抜ける直前、急激に天気が回復した。雪は止みガスが切れて、青空をバックにした一面の湿原が望めた。往路の遅れを取り戻そうとピッチをあげたのも束の間であったが、しばし足を止めて思い思いに写真に興じることになった。
ここから先の登山道は丁度日陰となってしまったが、赤く照らし出された向かいの山並みを見ながらの足取りは軽かった。
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