山行日 2006年7/16〜17
参加者 石川、軽石(記録)
記 録 7/16須走口5合目11:25(90分)長田山荘(35分)瀬戸館13:45/13:53(55分)太陽館
14:50(泊まり)
7/17太陽館5:10(40分)見晴館(75分)8合目江戸屋(45分)本8合目(50分)吉田口
頂上、久須志神社8:15/9:05下山(45分)太陽館9:50/10:05(40分)5合目吉野
屋10:45/10:55(25分)須走口駐車場11:20
「熊谷から見える山」の代表格であらゆる角度から見て段トツの富士山は、国民的な山なのだそうだ。山登りを普段やらないような人でも、若い頃に登ったことがあるという人が割合といるものだ。登山を始めて7〜8年の私だが、富士はいろんな所から見えたものだ。 又、富士を見るためだけの山行企画も数回やってきたが、それでも富士登山をする積極的な理由が見つからなかった。周りから聞こえる「登る山ではなく見る山だ」というのもある。
今度その気になったのは、未知の山でしかも体力的に後が無いということと、同人の記念の企画で、初めて富士を目指そうとの思いを実践したかったからにちがいない。
幸い石川さんという良き同行者を得、勇躍標高2000mの須走口5合目に立った。日曜日のこの日は車も多く、車道にも駐車の列が延々と続いた。
11時半出発。やはり人が多い。しかし、私ぐらいの年配のものは少ない。皆一様に若いのだ。子連れのファミリーも多い。他の山域では見られない光景だろう。1時間程で樹林帯を抜けると黒い火山灰の混じった道になった。視界が広がったが上のほうは雲に包まれていた。左側を見ると谷を挟んだ向こう側を下ってくる行列が見える。砂走りの下山道だ。合目の小屋ごとに休憩をし、ゆっくり登ったつもりだったが、7合目太陽館の前ではつかれてしまいここに泊まろうということになった。標高2960mとある。まだ3時前なのに人が多い。一人の居住スペースはシュラフ一つ分だけである。
翌朝は4時起床、そしてすぐ食事だ。表は濃いガスでご来光は無理のようだ。雨具を着け5時過ぎ出発する。強風でメガネに霧がつく。8合目江戸屋まで来ると吉田口の下山コースとの分岐にもなっているため、どっと人が増えた。若者が多く、又いくつかの外国語が飛び交っている。相変わらず視界が無い中、やがて急坂になり階段状の一歩一歩がきつく感じてきたと思ったら、目の前に鳥居が現れた。吉田口・須走口の頂上である。風除けに目の前の久須志神社の建物に逃げ込み、ついでにお詣りをした。次に休憩小屋に入り熱い飲み物で身体を温めた。
今日の風だとお鉢めぐりは無理とのことで、名残惜しくも下山することにした。ブルドーザ道が下山道となる。幅広く平らでしかも砂が深い。
歩幅が広くなりすぎないように調子よく下るが、残雪のときとも少し違う感覚である。2〜300m下ったあたりで荷上げのブルドーザと遭遇した。巨大な量だ。登りで3時間かかった所を45分で太陽館に戻った。一休後は砂走りをまっしぐら。太股が痛くなってきたころ樹林帯に入り、賑やかな登山口の小屋の前を過ぎて駐車場に戻った。
2日間とも天候がいまいちで富士山からの眺望としては、1日目小屋の前から北東方面の山並みがつかの間見えただけだったのは残念。頂上からの展望を求めて、又いつの日か再チャレンジしてみたいものだ。 (軽石記)
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