山域山名:奥多摩北秋川水系、神戸川・水ノ戸沢(東京都)
期 日:2006年8月6日(日)
参加者:L浅見 駒崎、木村
行動記録:日高(7:00)=林道終点<入渓点>(9:05)→F3(12m)上最初の木の橋(10:25)→
最初のワサビ田を過ぎた仕事道(12:40)→湯久保尾根の登山道(14:30/15:00)→
鞘口山(15:55)→大ダワ(16:10)→桧原ウッディハウス村(17:50)→林道終点(18:10)=
日高(19:20)
南アルプスの余韻も覚めやらぬ8月6日、元気者3名は、涼を求めて水ノ戸沢に沢登りに出かけた。
林道終点に車を止め、入渓するとすぐに2〜3mの滝が連続して現れた。浅い釜をもつ滝で、早速腰まで水に浸かって取り付き、シャワークライムを楽しむ。水は思ったより冷たく、日陰だと寒くて体が震える。7m滝、2段8m滝とクリアし、次はこの沢の核心部ともいえる12m滝であるが、その手前の3m滝が難しい。浅見さんも確実な手がかりをしばらく探していたが、落ちても下は深い釜だからということで思い切ったムーブでクリア。しかし残る二人は何度かチャレンジしたものの登ることが出来ず、釜にドボン。結局諦めて12m滝を含め高巻いて通過。浅見さんは残念そうであるが、上からのぞいた12m滝は水量も多く、苔で滑りやすそうで、これでよかったように思う。
いくつか小滝を越え、仕事道を何度か横切ると沢は二俣となり、右俣へ進む。大きな滝が現われる。ここは遡行図によると二段10m滝とあるが、どう見ても三段の滝である。渓相が変わっているのかもしれない。一段目は上部がやや岩が覆いかぶさるような形になっていて通りづらい。そして二段目は滝の真ん中を突破する以外に道はなく、弾き飛ばされる勢いのある水を浴びながら、浅見さんにシュリンゲで引っ張ってもらいつつ登った。
その後ワサビ田の間を通り抜け、源頭部に近くなってくると、辺りは杉の植林地となり、枝打ちされたものが沢床に堆積していて通りづらかった。尾根道に出るために山腹に取り付くが、崩れやすい泥の急斜面で思ったより時間がかかる。ようやく湯久保尾根の登山道に出て、一息ついた。
ここから下山であるが、大ダワまでが結構長い。大ダワからさらにアスファルトの林道を延々と下って、いいかげんイヤになってきたころ、やっと車のある場所に着いた。予定よりかなり遅くなってしまったので風呂は省略し、家路についた。手強い滝が多く、思いのほか時間がかかってしまったが、本格的なシャワークライミングも体験でき、楽しい沢登りでした。 (木村記、計時浅見)
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