国内山行記録    熊谷トレッキング同人

大鳥屋山(おおとやさん)日帰りハイキング

山  域:大鳥屋山・岳の山(栃木県佐野市) 《熊谷から見える山》
期  日:2006年11月25日(土)
参 加 者:CL軽石、新井(計2名)

行動記録:羽生市役所(800)=登山口P(9:10/9:20)→大鳥屋山山頂(10:40/10:45)→
 岳の山(12:00/12:20)→五丈の滝(13:15/13:20)→登山口P(13:40)=満願寺(昼食ソバ)=
 栃木IC=羽生(16:30)

 「大鳥屋山」、あまり聞かない、なじみのない山である。11月例会の席で企画の発表があった時、実施日23日が「山旅」作成の日とかち合ったこともあって参加希望者0名。腰痛が気になっていた私も挙手しなかった。ただ、熊谷から見える山に該当し、企画が流れてしまうのは何とも残念に思え、軽い行程の山であるし、何とか行けるかなと思いなおして企画者の軽石さんに電話をした。また直前になって、23日の天侯がよくないとの予報から、25日に変更した次第である。

 予想どうり晴天となり、羽生市役所を8時に出発。日光の山々から白くなった浅間山、熊谷からよりもしっかり見える八ヶ岳など「見える山」の展望を楽しみながら、運転は軽石さんに頼りきってしまう。登山口の駐車場着9時10分。身支度ができるとすぐに登りにかかった。林道を少し歩いて薄暗い杉林の登りへ。5時間で稜線に出ると西風が冷たい。ここから大鳥屋山頂への道も展望はあまりきかない。突然銃声が聞こえへ狩猟解禁になったばかりであることを思い出した。

 やがて登り終えたかと思える平らな尾根に出る。背の高いヒノキ林の中で、石の祠などがいくっかあって、三角点も見つかりここが山頂である事を確認したが、何とも感動のわかない登頂である。長居せず下りにかかると、登山口の駐車場で後から着いた6人が登ってきた。我々はさっき稜線に出た所で一休みして、この稜線を北へ、岳の山へと向かった。尾根道のコースの西側は松をまじえた落葉樹となって、多少の残り紅葉も見ることができた。

 岳の山頂上にも祠と石の不動さんの像があり、男体山方面だけ高い木が切られて展望できるようになっている。軽く腹ごしらえをしていると、別方向から単独行の女性が登って来た。このあたりの山にはよく登っているようで、最近鹿の狩猟者たちが山に入っている事を好ましくないことと嘆いていた。ここから下山ルートに入り、五丈の滝に寄って駐車場へと歩いて今回のハイキングは終了。軽い山歩きの静かな山行を味わうことができた。

 改めて正規の昼食をと。駐車場を後にして車で蕎麦処として知られる溝願寺へ。軽石さん馴染みの奥の方の店に上がりこんでくつろいだ遅い昼食となった。帰りは栃木インターから東北道に乗る。日没前に羽生帰着。                  (新井記)