山 域:奥秩父・天狗山、御座山(山梨県)
期 日:2006年10月26日(木)〜27日(金)
参 加 者:CL山騎 SL新井 八木、堀(計4名)
行動記録:
10/26 天狗山(天候:快晴)
熊谷市役所−6:00本庄IC-6:55佐久IC-8:00馬越峠−9:18天狗山−10:55〜11:25下山(着)−
12:15−3:00立岩荘(宿泊)
熊谷市役所より山崎先生のお宅により車に乗り替え、登山口となる馬越峠へと走る。馬越峠は以前、十文字峠ヘシヤクナゲの花観賞ハイキングの折、立ち寄った送電線の鉄塔が目立った御陵山の登山口の反対側となる。
大きな塔婆が半分以上も折れており、どうしたのだろうか。個々に準備体操を行ない登り始める。最初から急登となり落ち葉がぬれて滑り落ちそうで緊張する。樹林帯の中、時々展望が開け眼下には学校や集落が見える。シャクナゲの自生する中、急斜面をジグザグにゆっくりと登ると稜線に出る。ここからは岩場も多く、次々と岩陵を越える。まもなく展望の良い山頂となる。目前には男山、秩父連山、晴れ渡った彼方には山並みがくっきりと浮かぶ。
下山はもと来た道を目印のテープを頼りに下ると様子がおかしいことに気づくが、冒険心もあり急な坂道をもう一つの登山口に向かって一直線に降りてしまった。あたりはには民家もなく、動物除けの金網を張り巡らした畑、頂上から光ってみえたビニール。左右には高原野菜畑が広がっている。人気もなく、仕方なく車の走っている方向に向って農道を歩く。道は遠い、休んでいたら、丁度よく、農作業に来た農家の主人に頼み込んで、馬越峠まで送っていただいた。ホットする。
10/27 御座山(天候:晴れ)
立岩荘−8:00栗生バス停−8:13登山ロ−8:23〜8:30不動の滝−9:25〜9:40避難小屋−
11:35頂上−12:35〜12:55不動の滝−1:10登山口着−2:40−熊谷着6:00
南相木村にある宿を出て、バス道路に沿って進むと栗生の集落が現われ、右折するとバス停の終点になる。そこを通過し間もなくすると登山口となっている。このあたりは山深く、峰々は林立したカラマツ林、黄金色一色にいろづき、見事な美しい観景である。昨日とは異なり、沢沿いの登山道を落ち葉を踏みしめながら、赤や黄色に紅葉した樹林帯の中をたどる。やがて進むにしたがい急登となり高度を稼ぐ。水の音にさそわれるように登ると不動の滝に出る。滝下に石仏(不動明王)が安置されている。あたりは訪れる人もなく静かである。秋にもなればトリカブトの花も咲き、迎えてくれるだろう。
一休みし、歩き出す。カラマツ林も限界になるころにはジグザグの急登となり、足場も悪く鎖りをたよりに険しい岩稜をよじ登る。植性も変わり深い原生林となり、春にはシャクナゲの花を楽しむことができるであろう。避難小屋は意外とこざっぱりとしており、湯を沸かして昼食をとる。
御座山は小屋よりわずかの距離で、急に明るく開け、大きな岩場となり北に進むと祠があり、三角点のある頂上となる。凄まじく切り落ちた岩頭からの展望は素晴らしい。西上州から奥秩父、八ヶ岳、アルプスの山々が…。帰路はもと来た道を辿る。まだまだ険しい道、心ひきしめて下山した。 (堀記)
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