山域山名:秩父・武甲山(埼玉県)《熊谷から見える山》
期 日:2007年5月27日(日)
参 加 者:CL石川 SL駒崎 山崎、吉田、川辺、栗原、逸見、高橋、大嶋、滝沢、豊島、杤原、木村
(計13名)
行動記録:熊谷市役所(6:00)集合→浦山口橋立鍾乳洞茶屋300m(7:30)…打合後登山口移動
登山口510m(8:15)発→山桜の尾根780m(9:00/9:10)→長者屋敷の頭970m(9:40/10:00)
→御嶽神社1280m(10:50)着…ゴミ拾い…山頂展望台1295m(11:20)着、秩父の地形説明 …神社前で昼食(11:30/12:00)→(12:00)下山開始→大杉下(12:35)
→長者屋敷の頭(12:50/13:10)→山桜の尾根(13:25)→急登下(13:45)→登山口着(13:55) …その後鍾乳洞茶屋でゴミ片づけ・打ち合わせ
橋立鍾乳洞茶前の駐車場に到着すると、既に他のグループは到着していました。ここで、本日の日程の説明、武甲山の地質についての印刷物、ビニール袋、軍手をもらいました。また上里の矢崎さんから心拍計の説明があって、何人か心拍計を預かり、身体に装着しました。私も頂いて胸に付けました。心拍を見ながらの登山は初体験です。
いつもなら、ここから林道を約40分歩くのですが、今日は車で登山口まで入ります。
登山口には、以前にはなかった警察官の人形が立っていました。聞くところによると、最近この近くから白骨遺体が発見されたとのことです。
8:15に登山口を出発、ヒノキの植林の急登を登ります。いつ来てもきつい登りで、私の心拍計は150台を記録しました。心臓が止まりそうになった時、やっと尾根に出ました。春先に来ると山桜の大木から花びらが舞っているので、私はここを「山桜の尾根」と呼んでいます。既に緑がすっかり濃くなっていました。ゴミもほとんどありません。
長者屋敷の頭の休憩では、近くの水場に行って、のどを潤しました。
ここから上にはヒトリシズカ、フタリシズカの群落が目立ちます。秩父の飯塚さんの説明に耳を傾けます。登山道脇にあるのはウツギの仲間、防火帯として伐採してある谷底の白い花はミズキ、疎林を舞っているのはアサギマダラです。この蝶は、世代交代をしながら南はヒマラヤから北は八甲田まで移動するそうです。5月に武甲山で飛んでいる個体は、夏には甲武信にいるかも知れない・・・・。この蝶にマーキングして調査をするグループがあって、国を越えて調査が進んでいるのだそうです。飯塚さんのお話しは、いつも雄大で楽しいです。後日、インターネットで当たってみたら、そんな調査グループのサイトが沢山ありました。
山頂近くなって、バイケイソウが現れてきました。飯塚さんの説明では、バイケイソウは標高1000mを越えたというしるしで、疎林の下草が伸びていないのは、鹿が殖えて食べてしまうからです。バイケイソウは鹿が嫌って食べないので繁殖するのだそうです。
山頂の神社の境内に到着して、その周辺のゴミを拾いました。日曜日ですので多くの登山者休んでいます。我々は「クリーン ハイク 労山」という大きなのぼりを押し立てて、ゴミを拾っているから、大いに目をひくようでした。何人もの人が「ご苦労様です」と言って下さり、感心したようにしばらく見つめる方もおられました。
山頂展望台で飯塚さんが武甲山の地質・地形の説明をしてくれました。この山行は勉強になります。
下山後、茶屋前の駐車場でゴミを計量し、解散会を行いました。本日の参加者は25人(うち熊トレは14人)、拾ったゴミは25.5kg。11月3日には労山北部の企画で、「心拍数登山」を行うそうです。楽しそうなので、みなさん参加しましょう。 (滝沢記)
|