山域山名:富士西麓・毛無山(山梨県)
期 日:2007年11月23日(金)
参 加 者:L軽石 駒崎、木村
行動記録:熊谷(5:00)=登山口(8:05)→不動の滝見晴台(8:40/8:50)→1300m(9:25/9:35)
→1850m(10:35/10:45)→毛無山山頂(11:20/12:10)→地蔵峠(13:05/13:10)
→地蔵峠A(13:15)→登山口(14:40)=熊谷(17:30)
西側からの富士山の眺めを楽しむべく天子山塊最高峰の毛無山に登ってきました。真冬並みの寒気が入った影響で、富士山もそれなりに雪化粧、高速から見る富士山の北面は吉田大沢中心にかなり白くなっていた。雲が若干多いが、天気予報によると雲は南に移動しているとのことであり、じきに富士山もきれいに見えるようになるだろうと期待して登山口を出発する。毛無山の稜線もこの寒さで樹氷で白く彩られているのが見え、思わぬ景色にちょっとうれしくなる。紅葉は下部では若干残っていたが、もう終わりといってよい。
登山口から程なくして地蔵峠方面との分岐があり、登りは右手の尾根道を取る。落ち葉を踏みしめながら進んでいくと40分程で不動の滝展望台に着き、ここで小休止。向かい側の山腹に二段の滝が落ちているのが見える。ここから道は徐々に急になってくる。概ね樹林の中の道であるが、時折振り返ると木の間越しに富士山が大きく見えている。雲は1500m付近に漂っているのみで、富士の姿を隠してしまうことは無さそうだ。道は良く踏まれているが、標高差は約1100mありそれなりに大変。もうすぐ稜線というところで富士山展望台と案内板のある露岩の展望地があり、ここで初めてさえぎるものの無い富士山の姿が眺められた。稜線に出たあとは、平坦な道を10分程で毛無山の山頂に着く。
毛無山の山頂も東側が開け、富士山を眺めながら昼食休憩。午後近くになって西面にも日が当たるようになり、大沢崩れの深い亀裂が良く見えた。相模湾の海岸線も見えているが、水平線は海上に雲が多くて見えなかった。
1時間ほどゆっくりして下山路の地蔵峠に向けて出発。途中南アルプスの展望がよい露岩があり、景色を楽しんだ。しばらくは稜線の緩やかな道だが、じきに急坂となる。地蔵峠の標識は小ピークを挟んだ両側にあり、麓登山口へは2つめの峠から道が分かれている。ここからの道は尾根ルートより展望が効かず、道も岩がゴロゴロしていて歩きづらい。途中鉄砲水の跡だろうか、かなり荒れた沢中の通過もあったりして、こちらはあまり良いルートとは言えないかと思われた。帰りは1月山行の下見をした後、早めの帰宅希望もあり温泉は省略。所期の目的どおり、富士山の展望を楽しめた山行でした。 (木村記)
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