国内山行記録    熊谷トレッキング同人

春爛漫・房総、鋸山ハイキング


山  域:南房総・鋸山(千葉県)
期  日:2007年4月4日(水)

参 加 者:CL石川 SL駒崎 八木、川辺、高橋(計5名)
行動記録: 熊谷(8:00)=東京(9:30)=浜金谷(10:50/11:00)→(車力道)→
 稜線の展望台(12:15)→鋸山山頂329.5m<一等三角点>(12:35/13:25)→
 日本寺境内(14:20)→百尺観音地獄の覗き(14:32)→ロープウェイ山頂駅(15:20)=
 浜金谷(15:40)=熊谷

 石川、川辺、高橋は熊谷から、八木、駒崎は東京駅京葉線地下ホームで無事合流。浜金谷駅を降りると明るい春の日差しが眩しい。目の前に鋸山の特徴的なギザギザの山容が目に飛び込んでくる。コンビニで食料を調達しいざ出発。

 町の中の道を10分ほど行き、アスファルトの坂道を少し登って、館山道をくぐったところから、車力道にはいる。車力道は、鋸山が江戸時代から房州石の石切場で、切り出した石材を台車に載せて運搬した道である。その台車のブレーキの跡であるという轍が深く刻まれた、苔むした道になっている。杉の高木に広葉樹が混じり、前日の雨のせいか適度の湿り気と木漏れ日の心地よい登りで、垂直に削られた石切場跡まで続く。今は全く採石していないが、間近で見上げると迫力がある。

 岩塊に付けられた手すりのある長い急な階段を登り切ると、鋸山ののこぎりの歯の部分のギザギザした山稜にでる。右に少し登ると、展望のよい小ピークになっていて、東京湾、三浦半島、房総半島を一望する。残念ながら、遠方の富士山はかすんで見えなかった。左に進み、二つ三つのアップダウンを経て、一等三角点のある山頂に着き、ここで昼食とする。春休みの親子連れにあうが、この山頂まで来る人は少ないらしい。

 昼食後、記念撮影をして、大仏や千五百羅漢、展望台などのある日本寺へ向かう。先ほどの急な階段を下り石切場の下部を巻くようにして日本寺の西入口につく。ここに、門番の方が居て、しっかりと入山料一人六〇〇円也を徴収される。百尺観音、地獄の覗き、東京湾展望台、千五百羅漢と見て回り、最後はロープウェイで下山した。

 駒崎さん以外は、みな三〇年ぶり、四〇年ぶりの鋸山と、若かった当時の記憶も蘇ったようで懐かしさを感じながらの、春爛漫の房総ハイキングであった。    (石川記)



出会った草花……コンロンソー、タキツボスミレ、ヤブツバキ、キブシ、ムラサキラマ、
 ミヤマシキミ、ヤブレガサ、ニオイタチツボスミレ、ミツバツツジ、ヒカゲツツジ、
 リンドウ、ホタルカズラ (高橋記)




東京湾を望む


「地獄のぞき」で