足尾に緑を育てる会:第13回春の植樹デーに参加
山域山名:日光市足尾(栃木県)
期 日:2008年4月27日(日)
参 加 者:藤井、栗原幸、逸見、高橋、木村(計5名)
今年から埼玉労山として参加しようということになりました。足尾の山に緑を取り戻そうと始まった植樹活動が今年で13年目を迎えたとのこと、協力者がだんだん増え、今年も千数百人の参加が見込まれるとのことでした。26,27日と行われ、昨日は雨模様で気温も2℃位と寒く難儀したとのことですが、今日は打って変わって暖かな穏やかな日和、どなたの心掛けが良いのやら、数百人もいるので不明。
開会式では主催者のあいさつの後、苗木の提供者が紹介され、合計7,400本になるとのこと。その他に自分で育てた苗を大事そうに抱えた参加者がいるので植樹本数はさらに多い。樹種は落葉樹で多くはまだ葉が出ていなく木の名はわからなかったが、メグスリノキは早くも芽吹いてかわいい三つ葉をつけていた。根付いて今に紅葉の美しい山に変身できますように。植樹する場所大畑沢緑の砂防ゾーン”は急斜面に836段ほどの階段が設けられ、途中々々に苗を植える場所が棚田のように平らに細長く伸びており、埼玉労山は最上段近くに植樹してきました。山が荒れ岩でガリガリなのではと思いきや、黒土がしっかり運び込まれ、移植ごてで植えられるほどでした。ま、スコップのほうが能率は良いですが。構築物で囲って土を入れ棚畑をつくり、そのほかの斜面は崩れないように網をかぶせてあって、ここまでしないと雨で流されてしまうのかと考えさせられました。
植樹が終わってから最高部(標高1000mとのこと、ちなみに私たちの植えたところが990m位)に行って展望を楽しみました。春霞ですっきりはしていませんでしたが、袈裟丸山、庚申山、黒桧岳などが遠望でき残雪が筋となって見えていました。下山は急な階段をずり落ちないようにゆっくりと下り、足もとにタチツボスミレ、ニョイスミレ、キランソウなどを見つけました。実はなにせ数百人もいるので階段で渋滞し、早く下りられなかったといったところ。下山後、地元が用意してくれた豚汁をいただきながら丁度見ごろのヤマザクラを愛でつつ昼食としました。
植えた木が根付けばいいのだけれど…… (高橋記)
|