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紅葉と展望の吾妻耶山・大峰山


山域山名:上州・吾妻耶山(群馬県)
期  日:2008年11月5日(水)
参 加 者:CL新井 SL山崎 高野、八木、白根、高橋、逸見(計7名)

行動記録:熊谷(6:30)=ノルン水上スキー場駐車場(8:30/8:45)→南リフト上(9:50/10:10)
→北リフト上(10:40/10:55)→吾妻耶山頂上(11:15/12:00)→大峰山(13:25/13:35)
→駐車場(15:15)=熊谷(17:00)

 山崎車、新井車で定刻に熊谷を出発して関越自動車道へ。天気は快晴で山もよく見え、谷川連峰の頂上部は冠雪があって、すばらしい山行を予感させてくれる。水上インターを下りるとすぐにノルン水上スキー場の道に入った。

 今日のコースはこのスキー場を登り、スキー場のすぐ上の峠赤谷越から南の大峰山と北の吾妻耶山に登る予定で、コース案内等では、スキー場を登るようには書かれていない。スキー場内にはジグザクに上る車道があるが、事前の確認では車の下部をこするような所もありそうな狭い道で、一般車の通行は進められないとのことだった。

 人気のない駐車場に車を置き、まずは南リフトの最上部を目指してゲレンデの直登にかかった。さほど急傾斜ではなく、キャタピラの登った跡もあり、歩きにくいという程でもない。我々高齢者相応のゆっくりしたペースで登ると、周りの雑木が黄色や赤にきれいに紅葉している所も多く目を楽しませてくれる。

 一旦車道歩きをしたが再びゲレンデ直登。好天に恵まれ、展望もよく、眼前の穂高連峰がだんだん高さ、雄大さを増してきた。日陰を選んで登ると足下には下が少し残っている。

 リフト終点に着くと、軽トラックが駐車しており、乗用車でもここまで来られるように思えた。ここにコース案内の表示を期待したが、左が「大峰沼へ」の簡単なもののみ。右へ道路上の所を進むと右上のゲレンデに沿って少し登りになり、[吾妻耶山]の簡単な表示がいくつか出てきた。地図を見ながらこの辺で左へゲレンデを横切って赤谷越に行く道があるはずと注意していたが、分岐らしい所は無く(帰りに確認したら見えづらい所に道標があった)、「案内のある吾妻耶山に先に登ろう」と、右上ゲレンデの最上部を目指すことにした。

 車道状の所をさらに進むと、ゲレンデを少し外れてリフトの下に出る。山頂への道を通り過ぎているので、このリフトの下を登ろうと道無き登りに入った。こちらはゲレンデと異なり、思わぬ急傾斜の登りの連続で苦戦もしたが、陽光と紅葉と大展望のゲレンデ最上部についてほっと一息。

 ここから初めて登山道らしい道になり、登り20分ほどで吾妻耶山頂上に付いた。谷川岳頂上の冠雪は白い部分がだいぶ減ってきていた。お茶を沸かして昼食を取り、次の大峰山へ。さっきのゲレンデ最上部から樹林の中の尾根道となる。赤谷越のすぐ南あたりの紅葉が今日見た中では一番きれいだった。

 大峰山は何か付け足しのよな、余り感動の無い山で早々に引き返した。赤谷越から樹林の中を下ると右上ゲレンデの途中に出る。ここからは登りに歩いた所で、跡は標高差300mほどのゲレンデを下って行くのみ。やがて隊もバラバラになり、背中に太陽を感じ長い自分の影を見ながら駐車場を目指した。

 今回の山は地形図通りでなく、余り頼れない道標に地図で場所を確認しながら登るような山であったが、好天に恵まれそれも楽しいと言えるような山行だった。  (新井記)