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第1回ロッククライミング講習


山域山名:藤坂ロックガーデン(栃木県)
期  日:2008年10月5日(日)
参 加 者:南雲、浅見、宮田、木下、駒崎、木村、栗原昌(計7名)

行動記録:
 7時に熊谷市役所集合。2台に分かれて出発。9時前に目的地の駐車場に到着したが、すでに大宮労山の方々は準備を済ませ我々を待っていてくれた。我々もすぐに後に続く。駐車場から5分ぐらい行ったところにゲレンデはあった。

 簡単な自己紹介の後、初心者と経験者のグループに分かれて訓練開始。初心者グループの先生は先日西穂・奥穂のときに御一緒した青島さんだった。我々のメインゲレンデは高さ5mくらいの易しい岩場でちょっと安心した。まずシュルンゲの作り方、セルフビレイの取り方を教わったあと、懸垂下降の練習を始めた。最初の1回目は久々でちょっと勇気がいったが、2回、3回と降りるうちにだいぶ勘をとりもどして、落ち着いて下れるようになった。

 次にセカンドビレイの取り方を練習した。セカンドビレイは沢登りなどで日常的に行うことだが、やり方がわからなかったのでいつも同じ人に任せっきりだった。よく覚えてこれからは人任せにせず、自分でできるようになりたい。ザイルを送る動作がなかなか慣れず、もっと練習が必要だと思った。

 それから昼食までの間、支点の取り方を練習した。私もそうだが、初心者がザイルに体を預けることがなかなかできなくてついへっぴり腰になってしまうのはのは、本能的な恐怖は別として、自分で支点を作ったり、ザイルを扱ったりしていないので、もしかしてそれが切れたりほどけたりするのではと疑心暗鬼になっているからではないか。今回自分ではじめて支点を作ってみて、これならまずほどけることはないと実感できた。

 昼食後、また5mの岩場で今まで習ったことを組み合わせて、登って、懸垂下降して、セカンドビレイしてを時間まで繰り返した。午前中よりも幾分自然に体を預けられるようになり、そうすることで体を支えているハーネスに均等に荷重がかかり、安定感が増した。この感じを忘れないようにしたい。3時半に終了。

 今まではすべて人任せだったので気付かなかったが、ロープワークは絶対にほどけない、外れないようにありとあらゆるところまで気を配って、さらに二重三重に保険をかけてはじめて命を預けられる、妥協が一切許されない技術と感じた。一朝一石ではとても身に付かないが、100%安全なロープワークを目指して、いざという時に他人の命、自分の命を自信を持って預けられることができる技術を身につけたい。

 今回このような機会を設けて下さった青島さんを始め大宮労山の方々に感謝します。また機会がありましたらよろしくお願いします。            (栗真昌記)